設計事務所のブログ
by kawazoede
図面と実際の空間のイメージ
11月10日

先日観た映画「誰も知らない建築のはなし」のなかで、巨匠建築家レム・コールハース氏のインタービューが有った。

その中で、福岡のマンション群・ネクサスワールドの話題が有り、当プロジェクトが氏にとって重要な位置付けである事を認識した。

学生時代、福岡の某設計事務所でアルバイトをしていた際、ネクサスワールドの計画に関わった事が有った。とは言っても、各国からファックスで送られてきた図面を配置図に落し、日影を検討すると言った物。幸運にも全ての図面を見る事が出来た。

当時、計画案の特異性に驚きを感じながらも、良く理解できていなかったように思う。

その後、ネクサスワールドが竣工した際に、内部を見る機会が有った。

他の建築家の棟も見学したが、想像を超えて最も感銘を受けた建築がレム・コールハース氏デザインの棟だった。

図面から読み取れる実際の空間のイメージは、当時、難しい物だと感じた。

今は、大分、読める様にはなったかと思うが、新しい物を作る際は今でも難しい。その為、未だにスケッチ、模型、CGでの検討はほぼ全てのプロジェクトで行っている。
by kawazoede | 2015-11-11 00:50 | 日記
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