設計事務所の日記
by kawazoede
水色とピンク色

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事務所が入居している新港貿易会館では、WCの改修工事が行われている。

上階から順次行われ、いよいよ私たちの階になった。

出来上がりを見ようと上階へ上がってびっくり。

男女のWCの扉1面に、鮮やかな水色とピンク色がそれぞれ塗装されていた。

87年のいわゆるレトロビル。廊下に面するテナントの扉は薄いグリーンで統一され、落ち着いた雰囲気となっている。

その横並びに先のカラフルな扉があり、余りにも違和感があったため、せめて以後の工事では元の塗装として頂くよう、建物の管理の方に嘆願。

どうやら施工を請け負った工務店さんが、独自の判断でその色に塗ってしまった様だ。

良かれとの判断と、そのギャップ。巷の建築によく見る事例ともいえる。

モノづくりのプロセスに問題を感じる。

何とか嘆願は聞き入れて頂いたようだ。

もし、関わる方々の判断が逆であれば、建築のデザインを専門としている意見が浮いてしまう。

今回はそうでないと考えている。

デザインはデザインする側が個人的にもつ勝手な考えによってなされているのではなく、一般社会から導き出されるものを言葉にし、形にする仕事であることを再認識する。

それでもそこに至るプロセスはコントロールできず、一般社会がそれぞれに良い選択をする事を期待している。


by kawazoede | 2017-11-20 23:02 | 日記 | Comments(0)
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