設計事務所の日記
by kawazoede
カテゴリ:イタリアの旅'04( 1 )
ラヴェンナ、グッビオ、ウルビーノ、リミニ、ミラノ
2004年4月8日(晴)
 現地時間19:00ミラノマルペンサ空港着、現地は晴れで一安心。シャトルバスを使いミラノ中央駅へ、駅に近いホテルUNA CENTURYを目指して歩きました。駅を出て正面右手にピレリ・ビル(ジオ・ポンティ)がすぐ目に入ります。全面改装中でしたが、同時多発テロの後に事故でセスナ機が直撃した跡は、すっかり直っていました。UNA CENTURYは駅から徒歩5分の位置にあり、ピレリ・ビルも部屋の窓から見えます。
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2004年4月9日(雲/雨)
 曇り空にまたしても雨かと不安に駆られながら駅へ移動、ICを使いイタリア中部の町Faenzaを目指しました。今回の旅行の大きな目的の一つに、Pesaro在住の友人に会うという事があり、Faenzaは観光の目的地ではなく、ICが停まりその後の移動に良い位置であった為そこで待ち合わせです。復活祭の期間中で車内は満席。通路にも人が立っています。ICで移動の途中、徐々に雨が降り始め、少々気が重くなりながら車窓を眺めていました。Faenza着後、友人夫妻と無事再会。車で移動しRavennaを案内してもらいました。
 Ravennaにはビザンチン様式以前の会堂があり、他にない初期キリスト教建築を見ることが出来ます。壁面に描かれた宗教画が素晴らしく色彩も独特なもので暗く厳かに感じました。この日は1日中冷たい雨が降り、印象も暗い物が残ってしまい残念です。
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サン・ヴィタレ


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サンタポリナーレ・イン・クラッセ

その日はPesaroの友人宅に宿泊。パスタ、ティラミス等ご馳走になりました。

2004年4月10日(曇→晴)
 当初より、車でしかアプローチしにくい場所を選んでもらっていたことも有りGubbioへ移動。途中山間の美しい風景を通ります。町は斜面の麓の傾斜地に築かれています。写真は2人乗りケーブルカーから撮ったものです。色彩・家並が整っていて美しい風景です。街にはなだらかな傾斜があり、散策していると風景が広がるPalazzoのある広場に出ます。空間に変化があり散策を楽しむことが出来ます。
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 昼食にピザを食べUrbinoへ移動。最初に町の全体を一望できるポイントへ行きました。写真では分かりにくいのですが立体的でパノラミックな風景に驚かされます。歩いて市街地に移動、Duomoを目指しました。ここでも緩やかな傾斜がありますが、建物の高さと道幅とのバランスがGubbioと異なりSienaの町に似た感じをもちました。

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 Pesaroに戻り、友人の勤める設計事務所を案内してもらいました。ゆったりとしたスペースで、気持ちのよいオフィスでした。プロジェクトのプロセスやプレゼンテーションの資料を説明してもらいましたが、割と日本の設計スタイルと近い感覚です。
 この日も友人宅にお邪魔し、強いアルコールに酔いぐっすりと休みました。

2004年4月11日(晴)
 Pesaroから北上しRiminiを目指します。途中アドリア海の海岸で車を止めてもらいました。
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Pesaro周辺は海岸線が美しくヴァカンスの保養地として知られています。友人も夏はよくビーチに行くそうです。晴れた海を見ることが出来て大変喜ばしいことでした。Riminiの主な見所としてはアルベルティのデザインによるサンーフランチェスコ会堂があります。
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 Riminiで友人夫妻と別れ、ESに乗りMilanoへ向かいました。遅れることも想定していましたが時間通り15:00にミラノ中央駅へ戻りました。ホテルはDuomoに近いAristonです。その後の移動に便利な位置でした。チェックインを済ませ、すぐにDuomoへ。既に16:30を回っていた為、先にDuomoの塔に上がることにしました。屋上は見所が多いと聞いていましたが、塔だけではなく礼拝室の屋根の上も自由に歩くことが出来ます。この様な教会も珍しいのではないでしょうか?上がってみてやはり135基の塔の数に圧倒されます。地上に降り内部に入ると丁度ミサの最中でした。天井高45mという5廊式の空間はゴシックの特徴である垂直性の強調もあって、感動的です。
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 Duomoの前の広場に面して通称Galleria(ジュゼッペ・マノニ)の入口を見ることが出来ます。
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 中を散策し歩いて約5分の距離にあるSan Satiro(ドナト・ブラマンテ)へ移動。敷地が狭い為内陣のスペースがなく透視画法を使った絵が奥に見えます。遠めに見るとすっかり騙されてしまいます。写真で見ると更に分かりません。ルネッサンス期の教会で先ほどのDuomoと比して落ち着いた理性的な空間です。
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そこから更に歩いて5分のヴェラスカの塔へ。写真はDuomoの屋根の上から取ったものですが、その特徴的な形態から大変目立っています。
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2004年4月12日(晴)
 地下鉄に乗りSanta Maria Delle Grazie(ドナト・ブラマンテ)へ、ここではダビンチが描いた「最後の晩餐」を見ることが出来ます。教会は第2次世界大戦の空爆で破壊されその後再建された物です。「最後の晩餐」は奇跡的に難を逃れたのですが、この教会が空爆され破壊されたという事実を初めて知り、ショックを受けました。如何なる名建築も名画も戦争の前には無力なのでしょうか?
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 絵画を見るためにはチケットを購入し時間の予約をしなくてはなりません。この日は多いほうなのか少ないほうなのか分かりませんが、2時間待ちでした。待ち時間が長かった為、予定を変更してガララテーゼの集合住宅(アルド・ロッシ)を見に行きました。思っていた建築よりかなり大きく、また敷地も広く、入口を探しましたがなかなか見つかりません。結局入口にセキュリティーがかかっていて敷地の中には入れませんでした。
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 その後「最後の晩餐」を鑑賞し、サン・カルロ病院の教会(ジオ・ポンティ)へ、地下鉄1号線Bisceglie駅から歩きましたが、かなりの距離で疲れました。駅周辺にはタクシーもないため中心市街地からタクシーを使ったほうが良さそうです。ピレリビルと同じく横長の6角形平面で、厚みの薄い建物です。中を楽しみにしていたのですが閉まっていて見られず、外から見る窓の形は変化があり楽しげです。
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 歩きつかれてへとへとになりながら、この日最後の見学予定であるCasa Rustici(ジュゼッペ・テラーニ)へ、1936年建築の建物は今も現役で、ここもセキュリティーが掛かっていて中には入れません。
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2004年4月13日(晴)
 ゆっくりした朝食を取り、ホテルをチェックアウトし、ミラノマルペンサ空港へ向かいました。今回のイタリアは、イタリア中部の小さい町からミラノという都会まで多彩なプログラムでした。通常の旅行であればここで帰国するところですが、今回は更にバルセロナを目指します。14:40発のバルセロナ行きの飛行機に乗りました。
by kawazoede | 2004-04-14 00:00 | イタリアの旅'04 | Comments(0)