設計事務所の日記
by kawazoede
薪ストーブ
12月6日
事務所にて、昨日訂正した実施設計図をプリントする。完了後、コピー会社に電話し、青焼きと製本を依頼する。
午後から計画案を検討する。外観が決まらず苦戦する。一旦提出用にプランをまとめていく。
e0097130_0471148.jpgアトリエに戻るとパートナーが薪ストーブを付けてくれていた。今年はこれまでの所比較的暖かく、今シーズンの初着火となった。アトリエに薪ストーブを採用したポイントは大きく2点ある。火の灯った薪ストーブの作り出す雰囲気と、化石燃料を使わない暖房器具であることである。炎に対する感覚は人それぞれと思うが、人間の本能としてDNAに組み込まれているように思う。化石燃料を燃焼するとは、大昔に地中に封じ込められた炭素を大気に放出する事に対し、薪を燃焼するとは数十年前に既に地上にあった炭素を大気に放出するという違いがある。化石燃料を使い切ればCO2の発生は激減するが、それまで人が住める環境として地球が待ってくれるかが問題となってくる。薪ストーブの短所としては手がかかる事である。薪を調達し、乾燥させ、火が旨く付くまで調整し、温度を管理し、灰を掃除する。
NASAが2024年までに月面基地を建設する構想がニュースに上がっている。将来的には殖民も計画にあるようだ。そのちょっと前のニュースで、スティーヴン・ホーキング博士の人類存続のための惑星移住の話を見たところだった。種族、民族での新しい土地を開拓して移住するフロンティアスピリットは太古からある。その結果文明の発達も、環境破壊も同時に進行する。ただ過去のそれと違う点は、新天地に描くユートピアのイメージが全く違うと言う事だろうか。そうなると、建築家は必要なくなってしまうか、新しい環境で新しい建築が生まれるのか等、詰らない事を考えてしまう
# by kawazoede | 2006-12-07 00:47 | 日記 | Comments(0)
竣工写真撮影
12月5日
姫路の町屋へ。朝より竣工写真の撮影を予定し、現地でT氏と待ち合わせとしている。既にお住まいになり暫く経つが、先日搬入のソファ待ちで今日となった。外観、内観のアングルを打合せしていく。建物は間口6.5mに対して奥行き31.2mあり細長い。市街地で隣家が近く、外観全景を撮るアングルは難しいようだ。内部空間のコンセプトを説明しながら、こちらの希望を伝えた。建築主に持参したソファテーブルのプレゼン用図面をご説明する。一度ご検討頂く事となった。T氏が先週撮影のZigzagの縮小写真のデータプリントを持ってきてくれた。よく撮れている。こちらが予想しなかった光を旨く捉えている。来週末に正式なプリントは上がるようだ。
加古川へ移動。平岡町の家の現場へ。棟梁、大工さん1人、サッシ屋さん2人、板金屋さん2人が作業中で賑やかになっていた。1階から2階、屋根まで一通り状況を確認後、ガルバリウム水切り、軒天井、その他各部納まりを打合せする。
事務所に到着し、スタッフと計画案の打合せ。その後、丘の家の駐車場詳細図を仕上げる。
姫路I邸の施工会社の各担当者が来所。年内の工程として解体、地鎮祭を予定している。段取り、施工上の注意点を協議、その他大まかな全体の工程等打合せする。週末現地で打合せとした。
夜、灘区の計画案のクライアント夫妻と事務所にて打合せする。今回多くのプランのバリエーションは作成していなかった。御要望を引き出す事に注意しながらお話しする。計画上確定しそうな条件と、流動的なものを整理する。年内もう1回打合せを予定する事とした。
アトリエに戻る。I邸実施図訂正を行う。データ上では完了した。
# by kawazoede | 2006-12-06 00:59 | 日記 | Comments(0)
雪道
12月4日
昨夜、伊東豊雄氏のドキュメント番組を見る事が出来た。話題性の高い建築を、特にここ数年、多数発表されている。常に変化の過程にあって、新しい何かを探求されている様に思う。以前のシンポジウムにも有ったが、簡単なプログラムで複雑な形を作ると言うフレーズが印象に強く残る。
朝、ネットで道路の状況を調べる。加賀からの帰路の高速道の一部で、チェーン規制が行われている。昨日雪が降っていた区間で、別ルートを取る事にした。長崎の育ちはあまり関係無いかも知れないが、雪道は得意ではない。6年ほど前、滑って完全にコントロールを失い、危うく事故しそうになってから、雪道は駄目と自覚している。それより以前に雪道をガンガン飛ばす地元のドライバーの車に乗った事を思い出すと、育った環境から雪に対する抵抗が低いのだと思っている。規制の出ていない一般道で福井の海岸線を通るルートを選択した。それでも山間部でシャーベット状の雪の路面で時間が掛かってしまう。敦賀湾を見下ろすポイントで一旦休憩し、敦賀港付近で昼食を摂る。e0097130_2394624.jpg写真は敦賀湾。
そこからの帰路は特に問題なく、車は進む。
西脇の高床の家の現場に立ち寄る。基礎の最後のコンクリート打設は終り、アンカーもセットされている。建て方は予定通り日曜日に行うことが可能なようだ。
アトリエに戻り、計画案の検討。明日の打合せに備える。その後、別のプロジェクトの実施設計図を訂正する。
姫路の町屋の建築主より書斎に使うソファテーブルのデザインを依頼されている。本を置く事を主に考えデザインしていた。図面とパースを作成しプリントする。こちらも明日御提案する予定である。
e0097130_2310038.jpg
# by kawazoede | 2006-12-04 23:13 | | Comments(0)
金沢→山代
12月3日
早朝、金沢に向けて車を出す。目的地付近の天気は雨だったが、途中、福井の山間で雪が降り出す。大きな混乱は無かった。予定通りの時間に21世紀美術館に到着した。以前より見たいと思っていたが、漸く実現した。建築にアプローチしてみて「人が色々なところに見える」、が最初の印象だった。美術館がこれまでもっていた重たいイメージと違い、自由な感じを受ける。最初の内部の一周ではオリエンテーションを旨く掴む事が出来ない。意図的なものだろうか?円形のプランの中に四角い展示室や中庭等を配置し、その余りが自由な空間を作り出している。美術館が収蔵品を展示する事だけに徹するのではなく、空間を歩かせ楽しませると言う点で、フランクフルトの近代美術館と同じく楽しい、と感じさせるものが有った。ディテールも挑戦的だ。細い柱、ガラスのカーテンウォールのジョイントはシールのみ等。雪の多いこの地域でどれ程の耐性が有るのだろうか、と思っていたが概して問題ないようだった。
e0097130_1082538.jpge0097130_1084979.jpgたまたま奈良美智さんの作品を展示していた。好きなアーティストの作品でこれも嬉しかった。最近の作品では、創作アトリエの雰囲気を再現された空間を展示空間の中によく作られているようだ。今回も小さな家の中の窓際にデスクが置かれ、その上にはスケッチ、フィギュア、タバコが置かれ奈良さんの製作現場を垣間見る事が出来る。ゆっくり金沢市内を散策したいところでもあったが、目的地はまだ先の為移動。能美市にある浅倉五十吉美術館へ。先ほどの美術館が街中で賑わっていた事に対し、街から離れた静かな環境にある。冷たい雨も降っていた事も有って、少し寂しい印象だった。九谷焼の作品がアプローチから延びてきた軸上の直線的な展示空間に配置されている。作品は興味深い物だった。長崎に生まれ、有田焼等をよく目にしてきたその印象とは対照的なものである。
山代へ移動。今日はここで1泊の予定としている。久しぶりに気も緩み、食べて飲んで湯に浸かってゆっくりさせて貰う。写真は郷土料理の柿の葉ずし。
e0097130_109528.jpg
# by kawazoede | 2006-12-04 10:09 | | Comments(0)
Zigzag竣工
12月2日
朝、Zigzagの引渡しを行う。同時に取り扱い説明も行ってもらった。小さな男の子も自分の家である事や、間もなくそこに住む事をしっかり認識している様だった。電気・水道・調理器具の取り扱い説明、鍵・書類の引渡しも完了。設計業務が一区切りしたという達成感と安堵感を何時もこの時は感じるが、建築主にとっては新たなスタートでもある。何時までもこの家が建築主に愛され続けます様、と願っている。年内の引渡しはZigzagで最後となる。享年の暮れから工期が長引いて年始に竣工となってしまった建物もあり、それを含めると今年は、計7軒の新築住宅を引き渡した事になる。
姫路に移動。I邸の施工契約に立ち会う。既に施工者は到着されていた。内容を確認頂き、契約となった。解体工事が先行する為、その段取り・工程・地鎮祭の日取りなどを協議する。年内に地鎮祭まで行う予定としている。来週からまた忙しくなっていく。
事務所に移動。突然強く雨が降り始める。
事務所にてスタッフと計画案の打合せ。風水という与条件が計画を難しいものとしている。難しい条件を逆に旨く計画できないかと検討中。
夕方、知人建築士からのお誘いでオープンハウスに伺う。幹線道路から入り込んだ静かな住宅街にあり、存在感のある外観だった。外壁の塗りの表情に独特な物があり尋ねると、色々な物を混ぜて試したと言う事で、表面に所々藁が目に付く。内部の壁も同じくこて塗りと紙クロスで素材の持つ表情に強くこだわられていた様に思う。空間のシークエンスに全く違う考え方を持たれている事が新鮮だった。全般に天井高さが低い。平面的な広さに合わせて天井高さを設定されている。良いスケール感だった。開口部も敢えて垂れ壁をつけて低めにされている。落ち着く空間である。空間をシームレスに連続させ、延々と広がっていく感覚とは全く逆のデザインと思う。色々と参考になった。
アトリエに戻り計画案を検討。その後姫路I邸の契約図用に実施設計図を訂正する。
# by kawazoede | 2006-12-02 23:17 | 日記 | Comments(0)
現場→事務所
12月1日
朝、加古川へ向かう。スタッフを駅で拾い、平岡町の家現場へ。今日は棟梁T氏と手伝いの大工さんが現場に入っている。屋根のルーフィングと間柱を施工されていた。現場の進捗にあわせて施工状況をチェックしていく。軒先、開口部、天井、金物、筋交い等。棟梁と納まりについて打合せ。
高砂市へ移動。荒井の家の確認申請で、白地図を購入するため市役所へ。自治体によってはネット上であったり、専用の端末であったり白地図のサービスはそれぞれである。欲しい部分は1/2500の地図のほんの一部だが、1枚としての販売のみとの事だった。
事務所に移動。
昼、タイルメーカーの営業担当者が来所。前回に加えて興味を引く建築のスナップ写真を見せてもらう。かなりの建築好きの様だった。新しい物から古い物までこれはと言う建築の写真が多かった。福岡で設計事務所をしている同級生を良く知っていると言う事だった。そういえば久しく会っていない。HPは数年前から止まったままで心配していたが、着実に仕事を増やしているようだった。
構造事務所のM氏が図面を持って来所。丘の家の駐車場増築の鉄骨図は出来上がっている。建築詳細図を急がなくてはならない。
計画案を検討する。提案するプランは大分整理出来てきた。
一部の国で、環境問題の対策としてエタノールエンジン車の比率がガソリンエンジン車に対して上がっていると言う。サトウキビ等の農作物を利用した物で一見エコに見えるが、これも決定的な対策とはいえない。今や農業も石油無では成立せず、作物を作る際に相当量使われる事が常態化している。つまりエネルギーを作る為にエネルギーを使うと言う事になるようだ。
# by kawazoede | 2006-12-02 08:25 | 日記 | Comments(0)
eilersenのソファ
11月30日
高床の家の現場へ。基礎コンクリートの最後の打設を土曜日に控えている。型枠が旨く組めるのか気になっていた箇所がある。斜めに延びる基礎の立ち上がり壁、浴室の立ち上がり壁等、チェックしていく。その他アンカー位置などを打合せする。
兵庫県社土木事務所へ。先日のZigzag完了検査の検査済書を受け取る。
e0097130_0154547.jpg姫路に向かう。今日は姫路の町屋で最後に残っていたソファの搬入が行われる。セットする位置を図面で指示していたが、立ち会うことにした。同じく家具ショップの担当Y氏も立ち会ってくれた。先に書斎用のソファを搬入、その後リビングの3つに分かれたソファを組み立てていく。使い勝手を考慮し、設計図より100mmほど移動した。デンマーク・eilersenの大き目のソファで、座面が広くクッションを自由に動かして背もたれを作るタイプである。十分横になる事も出来る。座面の広さの違いでソファの機能と空間のイメージに違いが出てくる。よりリラックスしたソファ廻りの空間となる。
事務所へ移動。途中の道で走行中に突然、後輪から微かな異音が聞こえる。車を止めて詳しく見るとタイヤの溝にビスが突き刺さっている。。一体どうしたらこのような形になるのか不思議と、初めてのことに驚く。ドライバーが無く抜くことに手間取ったが、抜けたビスを片手にディーラーに状況を伝え、問題ないとの回答で安心する。
事務所にて今日ご指摘のあった建具調整の詳細図を作成し、ファックスを送る。
その後、計画案をスタッフと検討する。
# by kawazoede | 2006-12-01 00:16 | 日記 | Comments(0)
地上9mからの撮影
11月29日
e0097130_22574417.jpg朝、Zigzagの現場へ。カメラマンのT氏、施工会社のY氏は既に到着していた。同時にスカイマスターも到着。現場付近では運悪く深い霧が出ている。
30分ほどで晴れたが、霧が外壁に残した露がなかなか取れず暫く待つことにした。屋根の上の状況を見るために、バスケットに乗りアームを上げてもらった。高所に特に強いわけではないが、あまり恐怖心は無い。高い所に上ると言う行為は気持ちがいい反面、唐突な状況では何となく恥ずかしい物だと感じる。約9m付近で屋根を見下ろすことが出来る。この角度でZigzagを見ることはもう無いと思い、数枚写真を撮る。露が乾くまで暫く掛かりそうなため、撮影をお願いし事務所に向かう。
後でT氏から笑い話として電話で聞いたのだが、高所でスカイマスターのバッテリーが上ってアームが動かなくなり1時間以上オペレーターとバスケットに取り残されたそうだ。急遽、別のスカイマスターが駆けつけ、バスケットからバスケットに乗り移ったと言う。それでも何とか撮影は旨く行った様だった。
事務所にて計画案の検討をスタッフと進める。クライアントの要望を完全には読み切れていないと言う感じがあり、提案の幅が狭まっている。御要望の案と発展型の2案はまとめる事が出来そうだが、もう少し考えてみたい。e0097130_22575812.jpg
# by kawazoede | 2006-11-29 22:59 | 日記 | Comments(0)
自然系塗料
11月28日
事務所にてスタッフの図面をチェックする。手直しが有り、急いで訂正して貰う。課題は常に先を読み、問題を自分の事と考えられる事かと思う。
昨日I邸の建築主より、見積に対する施工会社の選定結果をお伺いする。各社に書面を作成しファックスする。
L社の自然系塗料のサンプルが届く。Zigzagの建築主から床に使う塗料について相談を受け、実際にサンプルに塗って決めて頂くことにしていた。以前は別のメーカーの自然系塗料を使っていたが、酢酸による金属の腐食が見受けられて以来、設計図から外している。実際に塗った経験から、L社製品の方が臭いの発生の度合い、塗り易さ、演色性に優れているように思う。杉板に塗り、乾燥を待つ。
昼過ぎから計画案の検討に入る。先ほどのサンプルに2度目の塗料を塗る。
アトリエへの帰路、運搬用トラックの側面に缶コーヒーの広告が1面入った車を見かける。よく見ると郵便局の配送車だった。民営化を前に広告収入を上げようとの事と思うが、違和感を感じずにはいられない。Y宅急便も、S急便もそのような事はしていないし、ましてや公共性の高いサービスである。官から民への移行に伴う感覚のズレだろうか?
夜、Zigzagの建築主御自宅に立ち寄る。先ほどのサンプルを見て頂き、どの塗料を塗るか決定する。床に塗る物で、引渡し後、直ぐに建築主が自ら塗られる事を予定されている。自主施工を過去に希望された事が他の家で何度かある。布でふき取るタイプの自然系塗料はプロでなくても比較的簡単ではあるが、床のフローリングやデッキにとどめてもらう様提案している。垂直面は実際塗るとかなりの技術と、体力が要る。壁との境にマスキングし零れ落ちる塗料を気にしながら上下に塗る事は、自身の過去の経験上、床に比べ大変であることを御説明している。アドバイスとして「塗り始めは気が遠くなる思いかもしれないが、ペースを掴めば、、、」とだけお伝えした。
# by kawazoede | 2006-11-29 07:55 | 日記 | Comments(0)
完了検査
11月27日
アトリエで仕事を進める。昼にZigzagの建築確認完了検査を予定している。
スタッフと電話で打合せをする。実施図で発生した若干の訂正と変更を指示する。その後、高床の家のプレカット図のチェック。数箇所訂正箇所があった。
午後、Zigzagの確認申請完了検査に立ち会う。書類上の訂正はあったが、建築自体の問題はなかった。申請地に近い事もあり兵庫県社土木事務所で確認申請を提出し、検査も行ってもらった。密かに審査以外の事でどの様な事に興味を持たれるか楽しみに見ている。空間の事や、素材、ディテール等について質問があった。客観的な反応を伺える時がある。
先日の車の定期検査の際に注文していたタイヤがディーラーに届いている。高床の家の現場への途中、取替えに立ち寄る。思ったより時間が掛かり、待ち時間に新聞を読む。記事→紙面→印刷→配達する時間のロスを、ネットとの比較で強く感じるようになった。TVの情報は早いが、決まった時間にしか見る事が出来ない。ネットは常に新しい情報が更新されている。印刷物としての新聞が生き残る道は、狭くなっていくのではないだろうか。
高床の家の現場へ。立上りのコンクリートは完了していた。各アンカーの施工状況を確認する。通常より立上りコンクリートの高さも高い為、150mmの両サイドに組まれた型枠の上を、平均台の上の様に歩く。ホールダウンは問題なし、アンカーのセット位置に若干問題があり是正を依頼する。
アトリエに戻る。スタッフから送られてきた実施設計図をチェックする。完全には訂正出来ていない。再度訂正の指示を出す。最後の詰めを詰めきる作業は集中力を要するものだ。
アトリエにて計画案を検討する。一先ずクライアントからの依頼の案は作成できた。
# by kawazoede | 2006-11-27 23:48 | 日記 | Comments(0)
休日
11月26日
ゆっくりした朝。今日は久しぶりに打合せが入っていない。
ローペースで書類に目を通し、検討を進める。
荒井の家の建築主より、お電話を頂く。数点のチェック事項の指摘を受ける。着工を前に少し慌しくなってきた。
計画案を一つ作成した所で、仕事は置く事にした。
先日の友人Mとの話で17年前のヨーロッパへの旅行を思い出し、残っている資料を見ていた。ロンドンから列車と船を使いパリへ、パリ近郊のゴシック教会を幾つか見て夜行列車でフィレンツェへ、列車でローマへ、列車でブリンデシへ、ブリンデシから船でギリシャのパトラスへ、パトラスから列車でアテネという、ユーレイルパスを駆使した旅だった。いつか文章化してみたいと思う。
# by kawazoede | 2006-11-27 08:08 | 日記 | Comments(0)
竣工写真
11月25日
e0097130_22424539.jpg朝、Zigzagの現場へ。今日はカメラマンT氏に竣工写真を撮ってもらう事にしている。既に到着し、下見を完了されていた。計画のコンセプトを説明しアングルを打合せする。1日では撮り切れないかも知れないとの事だった。丁寧な仕事に何時も感謝している。入居前で家具は入っていない。椅子が無いとワークスペースのイメージが沸き難いため、アトリエからセブンチェアを一脚運び込み撮影して貰う事にした。
一旦、現地を離れ高砂へ。荒井の家の打合せを行う。大きな変更は無かった。家具や建具で若干の追加変更をお伺いする。来週から見積へと移行していく。
姫路に移動する。I邸の見積打合せを行う。昨日までの検討書を御説明する。その場での判断を避け、後日御回答頂く事となった。その他、既存母屋との取り合いで、納まりを打合せする。
アトリエへ戻る。夕方、車のディーラーへ定期点検で立ち寄る。来月15日で1年となるが既に走行距離は33,000kmを越してしまった。タイヤを見ると溝が大分磨り減っている。やはり1年で全て交換となってしまう。その他は特に整備上の問題は発生していないとの事だった。
再びZigzagの現場へ。時刻は18:30、もうT氏は居ないと思っていたが、丁度片付けに入ったところだった。予報では1日晴れが実際は昼前から曇っていた。ただ、内観の撮影はその方が都合良かった様だ。もう一日様子を見て撮影に来てくれる事になった。今回、施工者の協力を得て、スカイマスターを使った高所からの撮影を計画している。当初より、建物形状を把握できる写真を希望していた。初めての試みが旨く行く事を期待している。
アトリエに戻り、計画案の検討を始める。2週間後に2件の打合せを予定している。
# by kawazoede | 2006-11-25 22:42 | 日記 | Comments(0)
竣工検査
11月24日
朝、Zigzagの現場へ。今日は施主検査の日である。これまでほぼ毎週定例会議を行い、状況を見て頂いてはいるが、引渡し前の一つの区切りとして行った。清掃、シール、クロスの傷等小さな指摘事項は有ったが、他は問題なく引き渡し出来そうだ。ロールスクリーンも入り、何時でもお住まいになることが出来る状態となっている。明日、竣工写真の撮影を予定している。
完了検査申請書を提出し、西脇へ。途中の細い道で車とすれ違う際、目の前で相手の車が路肩に脱輪した。放っても行けないので、車を2人で担ぐ。軽自動車で軽く持ち上がる。ご夫婦の様だったが、言葉の感じから恐らく外国人ではないだろうかと思われた。アトリエのある市には大学の関係で、比較的外国人が多い。
高床の家の現場では、今日は作業をされていない。1回目のコンクリートの打設が終り、立ち上がりの型枠が組まれいてる。アンカーが未施工のため、電話で施工者I氏に聞くと、明日午前中にセットし、午後から立上りコンクリートを打つとの事だった。
事務所に移動。スタッフに現場からの質疑に対する回答用の図面の作成を指示する。施工段階での現場への指示書は直接施工へと結びつくため、注意が特に必要になる。自分自身は過去に何度か失敗した経験がある。今のところ先を見て、スタッフが間違わない様指示を出している。わざと失敗することも無いが、失敗が良い経験にもなる事もあり難しい所だ。
構造事務所との仕事の段取りで、丘の家の駐車場のデザインを先に進める事にした。夕方から詳細を検討する。アトリエにて構造検討用の図面は完成した為、構造事務所へデータ送信し、今日の仕事を終える。
# by kawazoede | 2006-11-24 23:52 | 日記 | Comments(0)
初回打合せ
11月23日
若干何時もより遅めに起床。今日打合せの準備を行う。
昼前、加古川に向けて車を出す。平岡町の家の現場で、建築主と打合せする予定を入れている。棟梁T氏は今日も現場に入ってくれているようだ。昼休みで姿が見えなかったが、直ぐに戻って若干打合せを行う。T氏とはこの現場で3軒目となる。無口だが確りと仕事をされる姿は如何にも職人らしく、尊敬している。建築主と外壁、屋根、サッシの色について打合せ。こちらの提案も受け入れて頂いた。下の男の子が現場で発生する色々な形の木の切れ端を気に入ったようだ。幾つかを組み合わせたり、門形を作ったりしていた。構造物を作りたいと思う衝動は、人間としての本能かも知れないと、ふと思う。同じく破壊に対しても本能的なものを感じる。大学の彫刻のカリキュラムで講義をしてくれた彫刻家の話として、子供が物を壊す行為は、既成の物に新しい形態を加える喜びでもあるとの言葉が未だに頭に残っている。
姫路に移動。早めに着きそうな為、コンペのプロデュース会社へ。先日のコンペでの他社の案を見せて貰う。HPにUPされた模型写真で凡そのプランは推測できたが、図面として見る他社の案やプレゼンは大変参考になる。自分の案だけを詰めて考えていると客観性を失う。並べて提案を見ると気づかなかった違いが見えてくる。
夕方、当該コンペの初回打合せで御自宅へ。主に家相が問題となっている。計画段階である程度配慮していたが、新たな御要望が出てきている。次回打合せを2週間後に予定し今後の事や、雑談も混じった会話を交わす。お互い相手との距離を測ろうとする自然な流れを感じる。
アトリエに戻る。途中、姫路の町屋を訪問する。報告事項が2点と、その後のお住まいの状況をお伺いする。セントラル空調が快適との事だった。今回導入に当たって、断熱も高いレベルの仕様としている。室内温度の変化が少ない様だ。もうお住まいになって1月以上経ち、すっかり馴染まれている。
アトリエにてZigzagの完了検査申請書を作成。いよいよ業務も終りが近づいてきた。
# by kawazoede | 2006-11-23 22:17 | 日記 | Comments(0)
送別会
11月22日
アトリエにて仕事を進める。先日のZigzagオープンハウスで当日に都合が合わず、今日見て頂くクライアントをご案内するよう予定している。昼前に現地に移動。外壁の最後の補修が行われている。職人さんも何度かの手直しで大変だったかもしれない。
クライアントが到着し、建物をご説明する。建築に関する仕事をされている為、細かい点に質問があった。その後、アトリエに一緒に移動し建物を見て頂く。外部の木製建具や、薪ストーブ等に興味を持たれていた。一通りの説明の後に打合せを行う。幾つか新しいご要望を持たれている。初期段階で計画の可能性を模索されている感じだ。2週間後の打合せとさせて頂く。
事務所に移動。スタッフの作成した検討用のパースをチェックし、プリントして貰う。明日、平岡町の家の打合せで説明する事にしている。
大阪の友人Mの設計事務所を伺う。最近の設計等について話を聞いた。スクリーンセイバーのスライドショーにヨーロッパのかなり広範囲の建築物の写真が目に入る。聞くと随分前に3ヶ月ほどヨーロッパの建築を見て廻ったらしい。イタリアからギリシャに渡るルートは船を使ったと言う。ブリンデシからパトラスまでの航路で、以前学生の頃に使ったものと同じだった。意外な共通点に話が弾んだ。
茶屋町に歩いて向う。大阪は人が多かった。何度も歩く人とぶつかりそうになる。他の友人と合流し、水炊きのお店で福岡に帰省する事になった別の友人の送別会を行った。店のチョイスは九州らしいというMの提案だった。後に車の運転を控えている為、アルコールは辞退させて貰ったが楽しく過ごす。
三宮に着き、事務所の車まで歩く。途中の東公園のルミナリエは完成しているように見える。点灯すれば綺麗であろうと思う。
# by kawazoede | 2006-11-23 00:06 | 日記 | Comments(0)
エルボ-チェア
11月21日
午前中、実施設計図のまとめで最終チェックを行う。その後、スタッフにA2トレペへのプリントを指示する。何時もこの段階なると一段落した感がある。先日打合せのI邸の減額検討書を整理する。凡その考え方は決まっている。あとは何処に頼むかである。
午後、先ほどプリント完了した実施設計の件で、変更の可能性があるとのお電話を建築主に頂く。場合によっては構造計算に関わることもあり設計の進行状況についてご説明する。再度打合せする事となる。順を追って設計を進めてきたが、ご納得頂くことが前提であり後戻りも止む無いかも知れない。
注文していたエルボーチェアを受け取りに、家具のショールームへ。受注生産品で納期は来年の2月ごろとの事だったが、本国に在庫が有ったようで早めに届いたとの連絡が来ていた。バックヤードから運ばれてきたダンボールには、Yチェアの絵がプリントされていた。もしかして同じ箱を兼用しているのだろうか?そうだとしたらよく考えられた物である。以前デンマークの家具のデザイナーの講演で、家具の梱包・搬送コストは価格に反映してくる。如何に効率よく搬送できるかもデザインに含んでいる、と言う話を聞いたことがあった。
車にダンボールごとは入らないため、開けてもらった。Yチェアとは違う優しい感じのする椅子である。Yチェアが線的な感じがするのに対して、エルゴノミックな感じを受ける。どちらも好きな椅子である。アトリエのパートナー専用の椅子として使われる予定。さて、次はどの椅子になるだろうか?e0097130_23264423.jpge0097130_23271416.jpg
# by kawazoede | 2006-11-21 23:27 | 家具 | Comments(0)
コンペ提出
11月20日
未明まで作業は続いたが、床に着くことは出来た。朝、西脇へ。高床の家の配筋検査を行う。高床の家はその名の通り1階の床高が通常より高い。特に傾斜地ではないのだが、水害に対する配慮から地盤面+1250mmが1階の床レベルとしている。今までになく、基礎の立ち上がりが大きい。べた基礎のスラブ圧も200mmとしている。配筋は綺麗に組めて問題なかった。プレカット図、工程等について打合せする。今のところ予定通りで進んでいる。
事務所に移動。途中、銀杏の並木を抜ける道を通った。ちょうど見ごろで、一斉に黄色く色づいている。紅葉は赤みが目に付くが銀杏の黄色もいいものだ。美しい、としみじみ感じる。
事務所に到着後、直ぐに雲の切れ間から太陽の日差しが降りてくる。慌ててセッティングし、コンペ用の模型写真を撮る。ほんの10分くらいの晴れ間だったが、必要な写真は撮る事が出来た。待って良かった。
設備の実施図をチェックする。その後スタッフの実施図も同じくチェックし、訂正の指示を出す。
その後、今日の消印が期限のコンペ図を作成する。写真を元にイメージ図を作成していく。全ての作業が完了したのは18時過ぎだった。中央郵便局へ持ち込み、郵送の手続きをし無事提出完了した。
アトリエに戻りスタッフの図面をチェックする。3枚目を見たところで休む事にした。
# by kawazoede | 2006-11-21 07:42 | 日記 | Comments(0)
オーダーキッチン打合
11月19日
e0097130_365514.jpg昨日と同じくZigzagのオープンハウスで現地へ。今日も雨が降っている。朝から御予約のあった数組を御案内する。途中、高床の家の建築主も来られる。一通り見て頂いた後、先日作成していたパースを元に、オーダーキッチンの天板と面材の打合せを行う。Zigzagのキッチンはステンレスの天板にメラミンの面材という構成で、現物を見ながらの打合せは、イメージがより確かになられたのではないかと思う。来客が途切れたところで合間を見て、スタッフの実施設計図をチェック。週初めにUPし、図面をプリントしなくてはならないが、まだ訂正が多数残っている。
午後も来客を御案内する。流石に疲れてきた。パートナーも2日間ずっと一緒だったが、風邪を引きずってしまった様だ。夕方、あたりも暗く成り始め、模型や資料等を車に詰め込み撤収する。
アトリエに戻り、コンペの図面を作成。デザインは出来上がっている。どの様にプレゼンするか迷っている暇は既になくなってしまった。描きながら考えを整理しプレゼンの表現を決めていく。レイアウト、図、文章の作成は終わった。1箇所大きくブランクとしている部分を残している。メインに持ってくるイメージを明日に持ち越す事にした。出来れば太陽光で模型写真を撮りたいのだが、予報は意に反している。一瞬の晴れ間に期待する事にする。
# by kawazoede | 2006-11-20 03:06 | 日記 | Comments(0)
オープンハウス
11月18日
e0097130_264549.jpgZigzagの現場へ。建築主と最後の定例会議を行う。若干の工事と一部の清掃が残っている。
今日と明日はオープンハウスを行う予定としている。事務所から運んできた模型を並べ準備する。午前から昼に掛けて予約のあった数組の来客に、建物を御説明する。予報と違い昼前から曇って、肌寒い。出来上がったダイニングテーブルをお借りして、待ち時間をモバイルで図面を描こうかと思っていたが、車の中で先日からの針金の模型作りに切り替えた。昨日一旦完成したものがあるが、納得できない所もあり作り直す。作業の結果、更に洗練された物が、車の中で出来上がった。
夕方には雨が降り出す。残念ながら明日も雨のようだ。夕方戸締りをし、姫路に向う。夕暮れに降り出した雨。車の運転では要注意の状況で全体に車の流れが悪い。途中事故渋滞もあり、予定を30分遅れてI邸建築主御自宅へ到着した。各社の見積状況、設計概算との比較、減額検討書をご説明する。建築主の御要望を伺い内容を整理する。次のステップへ進む為の段取りを協議し、週明けからの予定を組む。来週末その結果を打合せとなった。
アトリエへの帰りの道は空いているが、疲れで眠気を感じる。計算上、毎日2時間以上車に乗っている状況では、車の常備品として、きついミントのガムは欠かせない。
アトリエの近くにあるパン屋さんの裏口に番犬がいるが、よく吠えてその役目を果たしている。夜はずっと誰もいないが寂しくないのだろうかと心配する。アトリエの周りは夕方や早朝に飼い犬の散歩で、同じ人を良く見かける。今は皆、片手に何かしらの袋を下げられている。勿論、犬の用事の処理用であるが、中に何人か、明らかにパフォーマンスで持たれている方も居るようだ。批判をかわす為のカモフラージュであることに殆どの住民は気づいている。社会意識の低下は大人から始まっている事を忘れてはならない。
# by kawazoede | 2006-11-19 01:38 | 日記 | Comments(0)
上棟
11月17日
早朝、平岡町の家の現場へ。大分冷え込む様になって来た。現地付近の空き地に施工会社のI氏、大工さんが集まっていた。知った顔の人が多い。棟梁は以前、他の住宅を2度、施工頂いた方で安心する。レッカーが据えられ材料が動き出す。丁度建築主も到着される。段取り良く組みあがって行く様子に驚かれているようだった。よく言われることだが、敷地に遣り方をした時、基礎コンクリートが仕上った時、上棟の時、内壁のボードを貼った時、内装が仕上った時と、徐々に部屋の広さのイメージが狭い→現実と変って行く。敷地の状態で見ると狭いと嘆かれることがあるが、先ほどの視覚イメージの変化をよくお話しする。
事務所に移動。見積の減額検討書を作成。その後、高床の家の検討用パースを仕上げる。
夕方、パートナー、スタッフと平岡町の家の現場へ。大分出来上がって何時もよりペースが速い。15時半頃到着すると、レッカーは撤収中だった。建築主は建物の大きさや空間の広さをゆっくりと確認されていた。スタッフも自分が描いた図面の初めての具体化は興味深い物ではないかと思う。4時半には完了し棟札を取り付け上棟は完了した。職人さんも引き上げた後、上棟した建物の下で材料や空間について御説明する。建築主の喜びが伝わってくる。広さのイメージの変化については納得頂けたようだ。
高砂へ移動。荒井の家の建築主御自宅で実施設計の最後の打合せを行う。意匠図、構造図、設備図を御説明する。若干の訂正と変更事項があった。次のステップへと進んでいく。
アトリエに戻る。今日も針金を使ってのスタディ模型製作は続く。やっと要領を得てきた感じでデザインは出来上がりつつある。
敷地を探す為にGoogle・マップを良く使う。航空写真にモードを切り替えて周辺建物の状況を見る事もある。時間がある時に過去に旅行で行った印象に残る町を探す。泊まったホテル、見た建築物等、殆ど探し当てる事ができる。ここにサグラダファミリア、あちらにカサ・ミラ、ここにはカタルーニャ広場、新市街とゴシック地区は区画の形状が全く違う等、見ていると楽しくなってくる。これを使って一つ論文が書けるのではないかと思う。驚くべき事に、国交の無い国の首都や他国の空軍基地まで見る事が出来る。それは滑走路にある飛行機の機種が分かる位、解像度の高い物である。
# by kawazoede | 2006-11-18 00:35 | 日記 | Comments(0)