設計事務所の日記
by kawazoede
模型製作
10月13日
朝、Zigzagの現場へ。内部の残材の片づけをされていた。洗面台がセットされている。ミーレのドラム式洗濯機を組み込んだもので、天板の高さは通常より高めのデザイン。幾つか新しい試みを実現でき、仕上がりも良くうれしく思う。足場は明日解体されるようだ。
事務所にて実施設計図を作成。詳細図作成により変更となった部分を、他の図面にフィールドバックしていく。作図中、よく流しているネットラジオが2つある。トークもCMも無く延々とテンポの良い軽快な音楽が流れる。海外のラジオには有って国内には無い。LOUNGE-RADIO.COMとWherever Radio。
夕方には1/50の模型が完成した。完成形の写真はHPにて。何時かまとめてお披露目できればと考えている。
午後、表札の製作を依頼していたI氏が、仕上がった物を持参してくれた。ステンレスヘアラインのベースに切文字の鏡面仕上げを取り付けたもので、良い仕上がり。打合せ机の隣で制作中の模型の話題を始めに雑談が広がると、仕事や趣向の意外な共通点が多かった。長い付き合いになりそうな気がする。
アトリエに戻り、議事録と明日打合せの資料の整理。遠くに太鼓の音が聞こえる。
# by kawazoede | 2006-10-13 23:26 | 日記 | Comments(0)
黄金花月
10月12日
Zigzagの現場に立ち寄る。今日は外部のコーキングが行われようとしていた。玄関に漸く鍵付の扉が取り付けられた。工事中のセキュリティを気にしていたが、玄関扉に既製品ではない木製のオーダー品を使うことが多いため、割りと工事の終りに付けられることが多い。
事務所にて実施図を作成する。外付けのハードの動きが怪しい。アトリエと事務所で別々のPCを使うため、その間のデータのやり取りは全てこれに頼っている。もし突然止まってしまうと、こまめにバックアップを取っていたとしても、少なからず失ってしまうデータは出てくる。より安定したデータ環境を整えようとするとやはりサーバーが要るのだろうか?データをプリントするまではあくまで仮想上の図面と言うのも、考えてみると不安である。
頂いた鉢植えの黄金花月が事務所にある。別名「オカネノナルキ」。暫く面倒を見ていなかったことで、少々弱っている。数日前から水を毎日与えだすと復活の兆しが見えてきた。これからまた、育てていこうと思う。
# by kawazoede | 2006-10-13 07:54 | 日記 | Comments(0)
宮崎からの梨
10月11日
e0097130_1291210.jpg朝、Zigzagの現場へ。職人さんの姿は今日は見えない。正面の木製面格子は塗装が終わっていた。濃い色を塗ったため、引き締まってより細く見える。順調に行けば週明けに足場は解体される。
事務所に着くと、梨のダンボール詰が宮崎から届いていた。高千穂峰を望む家が竣工して間も無く1年となるが、思い出すことも多い。お礼状を書かなくてはならない。先日もZigzagの建築主より美味しい栗を頂いたところだった。秋から冬にかけての果実に好きな物が多い。
計画案の法規制について資料を作成。その後実施図の検討を進める。スタッフには高床の家の模型を作ってもらっている。
夜、灘区の計画案の打合せでクライアント御自宅へ。お持ちの家具やインテリアの印象を見させて頂く為お伺いする事となった。前回案に対する新たな御要望、検討資料など協議する。敷地は6年半前に事務所をスタートした場所に近い。打合せ後、周辺を歩いて帰路に着く。まだ、懐かしいと言うほどの感覚は起きなかった。
アトリエに戻り実施図面を進める。ディテール図はほぼ描けた。これから全体の調整に入る。
# by kawazoede | 2006-10-12 01:29 | 日記 | Comments(0)
パッシブシステム→冬モード
10月10日
昨日、アトリエのパッシブシステムを冬モードに切り替えた。昼間はいい気候だが、夜から朝にかけて寒気を感じるようになってきた。アトリエのパッシブシステムは壁と屋根の通気層の空気を動かすことで、室内環境を整えるものだ。ファンを使い夏は排気し、冬は床下に吹き降ろす様、夏冬でモードを切り替えている。今頃のシーズンからモードを切り替え、床下の土間コンクリートに蓄熱させる。温度のデータを取りたいところだが、そこまでは出来ていない。
事務所にて、スタッフと今週のスケジュール、仕事内容を打合せする。今週は、いくつか複合して作業をしてもらうことになりそうだ。
午後、民間検査機関へ検査済書を受け取りに行く。日差しを避け、東公園の木陰を歩く。この公園の東側遊歩道は、水の流れ、樹木、オブジェが有って感じがいい。強いて言えば具象的なオブジェと抽象的なものを同じ公園内に並置する事は止めたほうが良かったのではと、また余計なことを考える。
夜、梅田へ。以前お世話になった方と面談する。何も変られていない気がした。自分自身はその当時からすると変化し続け、そこから生まれた意識のギャップは埋まらなかったように感じる。独立後、デザインをする上で気をつけてきた仕事の環境の一つに、自由と言う概念があった。自由とは何か等論ずる事はさて置き、発想やリアクションを極力その状態に保ってきたつもりだ。その代償は自己責任や自主管理、自発性から来るプレッシャーである。
アトリエに戻り、資料を整理する。ファックスで先日のカーポートの見積が届いている。予想していた範囲の見積で安心する。
# by kawazoede | 2006-10-11 00:21 | 日記 | Comments(0)
太鼓蔵
10月9日
昨晩、TV番組でボスニア・ヘルツェゴビナの世界遺産のモスタル旧市街を放映していた。学生の頃17年ほど前、ギリシャからイタリアへの移動の際、列車を使うことを検討していたが、旅先で知り合った人から、当時のユーゴには立ち入らないほうが良いとのアドバイスを受けて、空路で移動した事を思い出した。内戦前の事だったが国内の治安がその頃から既に悪化していたのかもしれない。
朝、荒井の家の建築主御自宅へ向かう。車を走らせて直ぐは寒さを感じたが、到着する頃には秋晴れで少々暑い。今日は資料が多く、パートナーと2人、両手に袋をぶら下げて伺う。スタッフ作の1/30の模型と、サンプル、オーダーキッチン見積、検討資料、実施図を基に打合せを行う。お渡ししている図面を良く見て頂いているようだ。実施設計が進むにつれ、より専門的な図での説明の為、読み取りが難しいのではと思う。
アトリエに戻る。ローペースで図面を描く。夕方、姫路の町屋の建築主より、明日の引越しを前に問題が発生したとの連絡を受ける。夜、お伺いする事にした。
現地着後、対策を御説明する。
帰りにアトリエに程近い、佐保神社・上組の太鼓蔵へ。以前、設計・監理させて頂いた建物だが、何時になってもその後の様子が気になるものである。御輿を担いで安全に蔵から出す為、正面に幅4.6m、高さ5.9mの両開きの扉が取り付けられている。扉1枚で300kgあり、特殊な丁番を付けている。建具の反りについて去年と同じ質問をしたが、問題ないとの事だった。簡単な差し入れをさせて貰った。
アトリエにて、現場への指示用の資料を作成。
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# by kawazoede | 2006-10-09 23:11 | 日記 | Comments(0)
豆腐料理
10月8日
朝、事務所へ。日曜の朝の道は比較的空いている。通常の時間にスタートしても15分早く到着。何時もはフルに開放されている事務所エントランスホールの大きな木製扉が、今日は閉じられている。秋冬は閉じる事になっているのかもしれない。相当な年代物の扉と思うが、分厚い材料を使い、今でも確りした重厚な印象で気に入っている。
事務所にて昨日の打合せ事項を整理し、施工者に指示書をファックスする。
建築相談会へ。粛々とモバイルで図面を描く。昼休み、書店へ。スティーブン・ホール:ルミノシティ/ポロシティを購入。さっと本を開き写真やスケッチを見た印象では、氏の大胆に変化し続けるデザインが新鮮に感じる。詳しい読書談は後日でも。
デジカメで撮った施工完了部分の写真を見直している。1日何度も見る事がある。繰り返し見ていると意匠的な改善点が見えてくる。デザインと言う行為は主観的だが、一旦客観的に成したデザインもしくは自分自身を見る目が無ければ、デザインの発展性が損なわれると感じている。現実的には難しい。
夕方、お豆腐料理のお店で夕食とした。神戸に2店舗あって、今まで行った事が無い方の店舗へ。にじり口風の入り口のある個室で頂く。もう少し天井の高さを押えても良かったも知れないとか、テーブルの上の案内はもう少し減らした方が良いのでは等、余計な提案を勝手に思いつく。料理は満足できた。
アトリエに戻り、実施設計の詳細図を作成。ディテール図を5つ作成。昨日、知人からの相談の中で新しいディテールの実現性はどの様にして確かめているのかとの問いに、徐々にメンバーを細くなり、小さくなりして現在のサイズになってきたと回答した。今も、徐々に変化しつつある。
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# by kawazoede | 2006-10-08 23:03 | 日記 | Comments(0)
Yチェア
10月7日
朝、Zigzagの現場へ。建築主を交え定例会議を行う。エントランス上部の木製面格子が出来上がっていた。格子のピッチは30mmで格子の幅と隙間は1:1で今回デザインした。基本的に格子間の隙間は格子の幅以下としている。それ以上となると間が抜けた感じがする。建築主に施工状況をご確認いただいた。その他左官工事の納まりを打合せする。内覧会を行うことを御了解頂く。スケジュールを調整しなくてはならない。
姫路に移動。姫路の町屋ではお引越しを前に、各設備の取り扱い説明を行ってもらった。照明器具、弱電、給湯器は一般的な説明で済むところだが、セントラル空調はそうは行かない。モニターには温度、モード、スケジュール、その他でコントロールできる機能が多様だった。いくつか注文された家具のうち、Yチェアが先に届いている。2脚が一つの箱に入り計6脚、ここで新たな生活のダイニングに並ぶ。梱包されていた箱のプリントも気が利いていて感じが良かった。
事務所に移動。途中、姫路市内の2箇所でお神輿を目にする。地域で趣が違っていても「童心に帰り」楽しい物だと思う。
事務所で昨日旨くプリントできなかったプリンターを持ち込み、他のパソコンで試すと問題なく出力。アトリエの使用環境に問題があるようだ。
夕方、知人のH氏が来所。幾つかの相談を受ける。
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# by kawazoede | 2006-10-07 23:44 | 日記 | Comments(0)
実施設計図
10月6日
朝、Zigzagの現場へ。今日から木製面格子を取り付ける様だ。足場が9日後に取り外される。こちらの現場もいよいよ終りが近づいてきた。
事務所にて実施設計図を作成。途中、設備設計のK氏から質疑のファックスと電話が来る。長いやり取りを数回行う。直接会って打合せすることもあるが、実施図UPが迫っている事もあり電話・メール・ファックスを駆使している。この所、数件実施図が詰まっていた為、協力事務所にも申し訳ない所である。一般的な木造住宅の設備図実施図は電気・機械を合わせて15~20枚ほどである。これに構造図が7枚、建築図が30枚+αで合計50~60枚程の実施設計図となる。図面の密度にも因るが比較的多いほうかもしれない。
スタッフは検討用に模型を作ってくれている。
夕方、オーダーキッチンのE社が来所。見積を提出して頂く。その後、施工会社のD社からリフォームの報告を受ける。何とか問題はクリヤーになりそうだ。
アトリエにて実施図を作成。修理から返って来たプリンタでテストプリントする。梱包を解いているといつの間にか手にインクがべったり付いている。何処からか漏れたのか良く分からないままふき取りデータを送る、が、プリントしない。巷は明日から3連休で、クレームは4日後しか仕方が無いようだ。
# by kawazoede | 2006-10-06 23:25 | 日記 | Comments(0)
植栽
10月5日
朝、姫路の町屋の現場へ。秋祭りの飾りが増え、道沿いで良く目にする。
現場では外構の電気、板金、植栽工事が行われていた。暫くして2tトラック一杯に積まれた樹木が到着する。一先ず図面通りの位置に樹木を仮置きし、職人さんと打合せする。建築主にも立ち会って頂いた。樹種はシラカシ、ヤマボウシ、シャラ、サザンカ、イロハモミジ、ハナミズキ、カクレミノ、ドウダンツツジその他でどちらかと言えば和のイメージかもしれない。むしろ雑木の雰囲気で素朴な感じの空間となる事を意図している。室内の各室、アプローチ、中庭から樹木の配置を見て位置を決めていく。樹木複数を並べる場合、日本的→より自然らしく→前後にずらす等の手法がある。職人さんとの話しでも共通の意識をもてたような気がする。
I邸の現場へ。設備設計者から依頼されていたインフラの調査を行う。既存建物の敷地内の増築で、配管など注意が必要なところがあった。
アトリエへ移動。夜、西脇市で打合せもあるため、アトリエで仕事を進める。今日は事務所への電話が多かったようだ。スタッフからその都度連絡が入ってくる。
先ほど調査の設備の実施設計用資料を準備する。機器リスト、インフラの配置図をメールで送付する。その後、今日打合せ予定の高床の家の資料を作成。
西脇へ移動。高床の家の見積について打合せする。内容について説明し、方向性を協議した。
アトリエに戻り実施設計図を作成。
# by kawazoede | 2006-10-06 10:19 | 日記 | Comments(0)
アムステルダム、ユトレヒト
2006年3月19日(アムステルダム
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午前中の便でアムステルダム、スキポール空港に到着。空港を出るとフランクフルトより更に寒さを感じます。シャトルバスに乗りホテルへ移動、市街地の中心から2Km強の位置にありますが、設備、サービスとも申し分ありませんでした。チェックイン後、ホテル内のビジネスセンターへ行き、日本語の使えるパソコンでメールをチェック。昨今のメール事情で受信した大量の迷惑メールを捨て、必要な物だけ選び出す作業に時間をとられました。
町に出るにはトラムに乗らなくてはなりません。1日フリーの券を買うか迷いましたが、15枚つづりの回数券を購入。結局滞在中計2綴使いました。殆どのトラムには検札の為に運転手と別に車掌が乗車している為、チケットのチェックは厳しく行われているようです。国によっては殆どフリーという状態が多い為、意外な感じです。
ムント広場で下車、古い市街地が運河で区切られサークル状に展開しています。賑やかな街の雰囲気が感じられます。と、直ぐに建物が傾いている事に気づきます。聞いてはいましたが想像していたものと違い左右前後に町の中心付近では殆どの建物が地震の後のように角度を持っています。
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滞在中、この傾きを見る度、様々な推測をしました。それはオランダの現代建築に与えている視覚的な影響です。安定と不安定の微妙なバランスを一部の現代建築に感じます。
ダム広場まで、歩行者専用のショッピングモールがあり、オランダらしいグッズを見ながら楽しく歩く事が出来ます。
ダム広場に面してゴシック様式の新教会堂が在ります。内部に入ろうとするとインドネシア美術品の展示を有料で行っていて賑わっています。今まで訪れたゴシック教会堂では見た事が無いミスマッチの催しで驚きました。教会としては使っていないのでしょうか?

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ダム広場から旧教会堂へ移動。飾り窓の地区にこれほど隣接しているとは知りませんでした。教会の後陣沿いの狭い道路を歩いていて、向かいにある建物の1階の大きな窓越しの風景にびっくりさせられました。
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そこから更に移動し海運協会ビルの前を通り、湾の橋を渡りニューメトロポリス(レンツォ・ピアノ)へ。遠景で見るとシンボリックな形態がこの入り江を特徴付けている事が良く分かります。誰の設計か分かりませんが、直ぐ手前に1階がガラス張りで2階が浮いた建築があり目を引きます。
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ニューメトロポリスから南へ直ぐの位置にアムステルダム建築センター(レネ・ファン・ズーク)を見る事が出来ます。複雑な曲線が非常に魅力的で、見る角度で違った印象を感じます。
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その日の最後に中央駅に近い聖ニコラウス教会へ。こちらは普通に教会として使われ、ミサが行われていました。
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食事後ホテルに戻り、今までに無く深く眠ってしまいました。

2006年3月20日(アムステルダム
朝食後、ファン・ゴッホ美術館(G・Th・リートフェルト、他)・増築棟(黒川紀章)、広い公園に面していますが、エントランスはこちらではなく道路側です。
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開館の10時少し前に着くと5列くらいの長蛇の列。エントランスの各列ごとに案内が書いてあり1番端の短い列で並んでいると、後にも人が他の列ほど並びません。心配になり、列での違いが何かと近くのスタッフに聞くと、にこりと笑って「same」との回答。人間の心理として人の極端に少ない列には並びにくいという事でしょうか?ゴッホの作品は旧館にあり、黒川氏設計の増築棟は企画展に使っているようで、入場の料金が違います。ゴッホの作品は世界中に散在している為か、私が好きなひまわりの絵は1枚のみしか展示していませんでした。それでも「馬鈴薯を食べる人々」など主要な作品が多くあり、その前に人だかりが出来ています。

建築そのものにリートフェルトのデ・スティルの面影は既に有りません。時代の流れの中で一期は輝いていたムーブメントでしたが、建築デザインにおいてはその消費のスピードは余りにも速かったと考えます.

トラムに乗り中央駅へ。更にバスに乗りボルネオ地区附近で下車。ベイエリアの再開発で目を引く建築が集中しています。殆んどが集合住宅のため中には入れません。ボルネオ・スポールングブルグ(マスタープラン:ウェスト8)、 The Whale(フリッツ・フェン・ドンヘン)、ピエトハイン・トンネル・ビル(ファン・ベンゲル&ボス)、アイ・タワー(ノイトリング・リーダイク)の周りを歩きました。造形的に最もインパクトを感じた建築はThe Whaleでした。それでも建築の中に入れないのは物足りない事です。
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The Whale

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ピエトハイン・トンネル・ビル
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アイ・タワー


バス+トラムでライツェ広場附近へ。複合建築であるビザンティウム(レム・コールハース)を見つける事が出来ます。
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そこからドム広場附近に向かって歩きました。シンゲルの花市に立ち寄ります。
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更に歩き途中商業ビルの真中に吹抜けとガラス張りの斜行エレベーターが見え、興味を引いたため最上階まで上がりました。低層階から2層分ほどガラス張りの棟だけの部分があり最上階2層はカフェレストランとなっていました。低層の密集した町から突出した展望台で360度のパノラマを望む事が出来ます。つい長居しました。後で調べると建築はKalvertoren(恐らく設計はde Cie)でした。
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ドム広場の前にバイエンコルフという百貨店がありここで若干の買い物をしました。ここ数年で見たヨーロッパのデパートの中では品数・質とも上位クラスです。アムステルダムには他にもショッピングの施設が多数あり、楽しむ事が出来ると思います。
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オランダらしい食べ物を食べたくなり、新教会堂の裏にある老舗の店に行きました。チキンとポークをそれぞれオーダーし、量の多さに心配しましたがあっさりした味付けで美味しく、平らげました。

2006年3月21日(ユトレヒト

今日はユトレヒトに行く日と当初より予定していました。目当ての中央博物館がオランダ滞在中、この日しか開いていない為でした。アムステルダム中央駅で列車の切符を買おうとしますが、自販機は現金ではコインしか受け付けません。幾つかの機械を見て同じ事を悟り、諦めて窓口で買うことにしました。窓口のエリアを進んでいると奥に両替機を発見。どうやらここで両替をして自販機で買ってくれということのようです。
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ユトレヒトまでの時間は30分です。車窓を楽しく見ていると直ぐ着いてしまいます。
ユトレヒトの駅も賑やかでコンコースを出るとショッピングモールに直接繋がっています。インフォメーションを探しますがなかなか見つかりません。駅員さんに聞くと、ここだと教えてくれた物はタッチパネルのモニター案内です。仕方がないのでそれで調べていると、次のインフォメーションの場所を指し示しています。ロールプレイングゲームのようで面白いと思い探しました。ショッピングモールにそのコーナーがあり、目的の建物その他を聞くと教えてもらいましたが、ツーリストのインフォメーションではないとの事でした。其方でツーリストインフォメーションの地図を貰い、暫く町の中を歩きます。何とか辿り着いたのですが、ここまで分かりにくいと不安になります。其方で中央博物館の位置、シュレーダー邸(G・Th・リートフェルト)の場所を聞き、まず中央博物館に向かって歩きました。川沿いの道は街並みの変化を楽しみながら歩く事が出来ます。
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ディック・ブルーナが創作活動している町でもあり、若しかしたら会えるのではと期待しましたが、望みは叶いませんでした。途中、ゴシックの棟を発見。袖廊の無い後期ゴシックで美しいドムでした。
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中央博物館のエントランスで多くの情報を聞きだすことが出来ました。シュレーダー邸の内部見学は中央博物館のチケットに料金をプラスして購入し、かつ事前の予約が必要という事、当地までのルート、その他ユトレヒト大学へのルートです。実は3日前のホテル到着時、シュレーダー邸は予約が必要な事を知っていた為、コンシェルジェに頼み、電話で予約をお願いしましたが、既に一杯で残念ながら取れませんでした。現地で再度予約のキャンセルが無いかと思い尋ねましたが結果は同じでした。
中央博物館にはリートフェルトの家具や絵画、そして最近出来たミッフィの常設展があります。リートフェルトのコーナーはこれまで写真でしか見た事が無かった家具等があり、大変刺激的でした。その後2006 年2月18日にオープンした、新しいミッフィの家となる「ディック・ブルーナ・ハウス」(ミッフィのコーナー)へ。極度にデフォルメし単純な形で表現される豊かな優しい表現は建築にも通ずるテーマではないかと思います。
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先ほど教えてもらったルートでユトレヒト大学へ。バスに乗り10分弱の距離です。バス停で降りて直ぐ新しい建築に気づきました。大学の図書館のようですが、ラウンジなどもあり豊かな空間です。植物をあしらったカーテンウォールの表現が新鮮です。図書館のスタッフの方に聞くとヴィール・アレッツのデザインだそうです。大学の建築は比較的オープンで助かります。勝手に中に入らせてもらいました。
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そこから歩いて直ぐにエデュカトリアム(レム・コールハース)を見る事が出来ます。オランダに来てようやくレムらしいデザインを感じさせる建築でした。斜めのスロープが建築のファサードを形作り空間をも分節しています。内部を見歩いているうちに講堂の入り口を見つけました。少し空けると講義が行われていますが、中まで入る勇気はありませんでした。


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すっかり満足し、バスで中央駅に戻ります。そこで今度はユネスコの世界遺産に認定されたシュレーダー邸附近までのバスに乗ります。下車後、低層の住宅街を歩いていると突如目に入ってきます。意外に小さく感じました。外から何枚も写真を撮り暫く眺めていました。中では予約の取れた人達の案内が行われています。日本人のグループのようでした。

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建物の直ぐ脇に固定式の双眼鏡のようなボックスがあります。覗いてみると室内の写真が見えます。中に入れない人のためのスライドの装置です。手動で写真を切り替えるシンプルな物ですが、外観と照らし合わせながら見る事が出来、参考になります。
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バスで中央駅に戻り、アムステルダムに帰ることにしました。次の電車まで時間があったため、クロケットとジェラートアイスをそれぞれ購入。因みにオランダではクロケットを自動販売機で買うことが出来ます。
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ユトレヒトはアムステルダムに比べて落ち着いたスケールの小さい町ですが、見る物も多く大変気に入りました。
アムステルダムに戻り夕食としました。昨日のクラシックな雰囲気から一転し、軽い感じのカフェ「Cafe de Jaren」(http://www.diningcity.com/ams/dejaren/index.ht)で取る事にしました。食事も美味しく、楽しく過ごす事が出来ました。
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今回のプログラムはこれで終了した事になります。ゆっくり見たつもりだったのですが、かなり多くの建築を見たようです。妻にはハードな旅だったかもしれません。
# by kawazoede | 2006-03-22 00:00 | オランダの旅 '06 | Comments(0)
フランクフルト、ケルン、シュトゥットガルト、マインツ
2006年3月15日 (フランクフルト
ルフトハンザ航空を使い午後フランクフルトに到着。空港に乗り入れているSバーンで中央駅に移動しました。
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雨は降っていませんでしたが曇っています。ネットで事前に調べていた天気予報は各国、各メディアでばらばらで実際の現地気温は低い方の予報が当っていました。予約していた駅近くのホテルを目指しました。デザイナーズホテルとは日本だけの事かと思っていましたが、当地でもその様なジャンルがあって、当ホテルはそれに分類されるようです。
チェックイン後、町の中心へ向かって歩きます。巨大な高層建築は直ぐ目に付く為、目的の建築には簡単に辿り着く事が出来ます。DG銀行(KPF)、コメルツバンク(ノーマン・フォスター)と連続します。エントランスまでは入る事が出来ますが、それ以上はセキュリティチェックがあり入れません。外観の印象は端正なディテールやバランスの良さはあっても期待していたインパクトは得る事が出来ませんでした。スカイスクレーパーのデザインも根本的な所での行き詰まりを感じずにはいられません。
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更に歩き大聖堂へ。歴史的建築の残るレーマー広場に近いのですが、その建築群も思っていたより小規模で限られています。
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日本の街と同じくフランクフルトの町は戦時中の空爆によって大きく変化してしまったという歴史があり、現在の町はその結果と言えるのかもしれません。
その日は飛行機での疲れが残っていた事もあり、スーパーで日用品を買い早めにホテルに戻りました。


2006年3月16日(ケルン、フランクフルト
7時に起床。時差の影響で未明から早朝に目が覚め3度寝位しました。朝食後、電車の出発まで時間があったためメッセ・トゥルム(ヘルムート・ヤーン)へ行きました。クラシカルな外観で目を引きますが、こちらもエントランスから奥へは行けません。同様に人を寄せ付けない印象の建築です。
中央駅よりケルン行きのICEチケットを求めカウンターへ。窓口の親切な対応で5日間のレイルパスが有利である事が判明し、購入。ドイツ国内のDB、Sバーンが乗り放題でその後の移動で重宝しました。
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1時間ほどで、ライン川の向こうに車窓からケルン大聖堂が見えてきます。駅を出ると直ぐ正面に建っており、やはりその大きさに圧倒されます。ドイツゴシックの中で最も好きな教会堂です。行程は階段のみで500段強、片道約30分との事で多少ためらいましたが塔に登る事にしました。最上部で塔のTOPの飾りを内部から見上げる事が出来ます。ゴシックの特徴である垂直性が外観にもよく表れ、ラテン文化との気質の違いを感じます。
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塔を降り、昼となった為近くのカフェでMENUをオーダー。イタリアンの店で、陽気なギャルソンが担当してくれ、つい長居してしまいました。

大聖堂の直ぐ隣に建つヴァルラーフ・リヒャルツ美術館(ブスマン&ハベレール)へ。収蔵物は量、内容とも豊富で今回幾つか訪れた美術館の中では一番良かったように思います。トップサイドライトからの光が内部に入り込み安定した明るさを保っています。館の中央に大階段があり、ここを基点に上下階、左右に空間が広がっています。上の階から見下ろしたときはそれ程感じるところも無かったのですが、この階段を最下階から見上げたシーンは素晴らしく、奥行きのある重層した空間を見る事が出来ます。写真に撮りたいと思いましたが、残念ながら館内撮影禁止です。
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帰りのICEの時刻まで40分程あったので、電車から見えたロマネスクのマルティン教会堂へ。先ほどのゴシック大聖堂に比べて素朴で簡素なイメージです。
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フランクフルトに戻りマイン川の南のエリアへ。ここには幾つかの美術館・博物館があります。夕方で何れも閉まっていたのですが、通信博物館(ギュンター・ベーニッシュ)が空いていた為中に入る事が出来ました。斜めに傾けられたアトリウムの筒状のガラスが印象的です。
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夜、野菜のスープ(ミネストローネ風)、ウィンナーシュニッツェル、ビールで満腹になり、昨日と同じく9時過ぎには寝入ってしまいました 。

2006年3月17日(シュトゥットガルト
朝よりICEを使いシュトゥットガルトへ。昨日とは異なる風景が車窓から見えます。インフォメーションで地図を貰い目的の建築物の位置を確認し、先にシュターツギャラリー(ジェイムズ・スターリング)へ向かいました。町はそれ程大きい物ではなくヒューマンスケールに合った印象を持ちました。
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公園を抜け、幹線道路を渡りギャラリーに至りますが、町からのアプローチでこの幹線道路による導線の分断が残念に感じました。ギャラリーは円形の中庭を中心に展示空間が配置され、エントランスから変化のある空間を見る事が出来ます。
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その後UバーンのU7線に乗り、Killesberg Messe駅で下車しヴァイセンホーフ・ジードルングへ。ミース棟の1階部分にインフォメーションがあり、そこで本を購入しフリーマップを入手しました。全体の配置の模型が置かれてあり、興味深く見ていました。
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基本的にどの棟も住宅として使われている為内部に入る事が出来ませんが、敷地の外からの撮影を制限する看板等は無かった様に思います。撮影中にふとバルコニーにこちらに気づいた人影を見ましたが何の注意も無く、歴史的に重要な建物とは言え有り難いものだと感じました。なだらかな斜面地の住宅群で配置上どの様な意図があったのか分かりませんが、コルビジュエ棟が最も良い位置に建っているのではないかと思います。全体を見終わり、改めて近代建築の現代への影響の大きさは否定できないと痛感させられます。
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Uバーンで市街地に戻る際、間違えて一つ手前の駅で下車。目的地に向かって歩いているうちに、ガラスのボックス状の建築が目に入りました。美術館のようですが、事前にチェックしていなかった物で、かなり気になり受付でアーキテクトは誰か尋ねました。建物は昨年竣工したKUNSTMUSEUM STUTTGART(Rainer Hascher & Sebastian Jehle)だそうです。ミュージアム以外にも展望フロア、レストラン、カフェがあり自由に入る事が出来るエリアが多く有ります。思わず見つけた建築が気に入り長い時間をここで過ごしました。
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近くにゴシック教会が見えた為、中に入ろうとしましたが、鍵がかかっていて入れませんでした。後で調べるとプロテスタントの教会でStiftskircheでした。
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夕方、フランクフルト行きのICEに乗るためホームに行くと人の列。ドイツ国内では初めて経験のラッシュアワーに出くわした様で、途中の駅まで立ったままでした。

2006年3月18日(フランクフルト、マインツ
朝よりマイン川の南側のエリアへ。橋を渡ると川沿いの道が市場となり、先日の雰囲気と異なり楽しげな様子と変わっていました。
フランクフルト工芸博物館(リチャード・マイヤー)にエントリー。白く明るく上品に仕上げられた建築の印象は、以前見たバルセロナの美術館と同じです。ここにある椅子のコレクションは思っていたほど多くはありませんでした。
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更に川沿いの道を移動しドイツ建築博物館(オズワルト・マティス・ウンガーズ)へ。既に有った19世紀の邸宅の外観は残され、内部に建築の歴史、幾つかのデザインプロセス、ワークルーム等があります。デザインプロセスで初期的な検討模型から具体的な設計段階の物まで見る事が出来、参考になりました。
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5日間有効のレイルパスをフル活用し、フランクフルト近郊の町マインツへ。ここにはドイツロマネスクの大聖堂があり、見に行く事にしました。町に近づくに連れ車窓から徐々に見えましたが、一旦降り立つと、方向が良く分かりません。人に聞きながら何とか辿り着きました。マインツは今回訪れたどのドイツの町よりもよりローカルな雰囲気が感じられました。ここも土曜の為か聖堂付近の通りは露店が多く出て賑やかです。フルーツ、パン、チーズその他多くの食べ物などに気を取られましたが、一先ず聖堂を目指します。聖堂を含むこの町の殆どが大戦中破壊され、戦後の復興で建て直されたとはとても見えません。日本を含め破壊され復元しなかった町と、そうでない町の根本的な差はいったい何かと考えさせられます。
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マインツの街並み
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見学後、露店を見ながら駅へ戻る途中、気になっていたプレッツェルを1つ購入。帰りの電車の中で食べましたが、外見のイメージと違い中が柔らかく且つ弾力があり、適度な塩気で美味しく頂きました。
フランクフルトに戻り夕方まで時間があった為、近代美術館(ハンス・ホライン)へ行きました。その外観から、ポストモダンを感じさせ、好みの建築ではなかった為後回しとしていました。しかしエントランスに入り奥のホールを垣間見たときから非常に惹かれる物があり、かなり長い時間空間を楽しみました。幾つかの接点となる空間、複雑に上がる階段、視線の複雑なクロス等シークエンスを強く感じます。また鋭角三角形の敷地を活かした斜めの線が、変化のある空間を各部分に造っています。ポストモダンの建築をファサードだけの表層的現象と捕らえていたのですが、この空間のあり方はモダンでもデコンでもないポストモダンの物と思います。大変いい勉強になりました。また建築に先入観は捨て、実際見て体感するが大事と感じました。頭の整理も兼ねて1階のカフェで一服しました。
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ドイツ最後の夜は地下のワインケラーを利用した店で夕食としました。雰囲気、ドイツ料理に満足しホテルに戻ります。
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今回のドイツは、鉄道を有効に使う事の出来た旅でした。

# by kawazoede | 2006-03-19 00:00 | ドイツの旅 '06 | Comments(0)
川添 純一郎 プロフィール
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略歴
1967年 長崎県生まれ
1991年 九州大学工学部建築学科卒
2000年 川添デザイン事務所(現 川添純一郎建築設計事務所)設立

登録
 一級建築士 第282215号

受賞
 「2001年国際家具デザインコンペティションIN大川」 入賞
平成16年度「まちなみ住宅」100選 入賞
社団法人愛知建築士会 名古屋北支部主催「第四回(平成25年) 建築コンクール」 入賞
「東京メトロ銀座線(商業エリア)駅デザインコンペ」 入賞
公益社団法人 大阪府建築士会 第7回 建築人賞 受賞

感じたことのない違う空気を求めて旅行をすることが好きで、訪問した街では古典から現代までの建築物を幅広く見ています。

子供のころ庭で木材に鋸を引き、釘を打ち、遊びながら何かを形作っていました。その頃より手を動かして物を作り上げることに喜びを感じています。振り返って考えてみると構想し作り上げたときの感動と、そのプロセスへの関心が、大きく影響していたようです。その後、建築が持つ歴史的な意味に大変興味が深くなり、設計を通して建築の仕事に携わることを選択しました。

# by kawazoede | 2005-06-12 00:00 | 日記 | Comments(0)
バルセロナ、モンセラット
2004年4月13日(晴)
 16:30バルセロナ/プラット国際空港着。空港の外へ出ると、明るい日差しに気分が良くなり、それだけで楽しくなりました。インフォメーションでバルセロナカードを購入、シャトルバスでホテルに近いカタルーニャ広場へ移動しました。(バルセロナカード:購入期間中、市営のバス・地下鉄が無料、主だった美術館等の入場料が割引、3日間のカードで20ユーロ※2004年4月時点)
 カタルーニャ広場はバルセロナで最も賑やかな場所です。バスを降りると大勢の観光客、音楽で華やいでいます。事前の情報でスペインは治安が良くないと聞いていたこともあり、荷物があるため、急いで宿泊先であるACディプロマテックへ移動しました。GRACIA通りから1ブロック入った所にあり、利便性が良い位置です。ロビー・室内のデザインはシンプルにまとめられていて気持ちのよい空間でした。滞在中快適に過すことが出来ました。
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 カタルーニャ広場に戻り、暗くなる前にゴシック地区に入りました。この地区の中心にcatedralがあります。先にミラノで見たDuomoと異なり、フランスのゴシック教会に近い感じを受けます。装飾を押さえ、柱、ヴォールトの構成によって空間は創られています。このときは外壁の改装中で、正面にシートがかけられていました。
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 ゴシック地区を暫く散策。道幅に比して両脇の建物が高く、壁面に装飾が少ない為、やはりそれまでに見たことのない街の雰囲気です。引き込まれるように奥まで歩きました。ただしバルセロナでは最も危険地域とのこと。回りへの注意は欠かせませんでした。
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 GRACIA通りを北上し再びホテル付近へ戻り、CASA Batllo(アントニオ・ガウディ)を見学しました。入口で解説のプレーヤーを渡されますが、日本語版がない為、仕方がなく英語版を受け取りました。実物のガウディの建築を見るのはこれが初めてとなりました。外観は魚の骨のような海洋生物のメタファを感じさせます。内部空間も壁や天井は曲線・局面で作られ、特に2階の漣のような天井、最上階の白いリブボールトの天井が印象に残りました。写真で見ていたときはガウディの奇抜なディテールに目が行っていましたが、空間にストーリー性を強く感じます。奇抜なディテールも全ては空間の為の物で、非常に感動しました。ガウディの作品の中で、それほど意識していなかった建物が大変良かった為、翌日からの見学が更に楽しみになっていました。参考までにCASA Batlloの内部は撮影禁止です。
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 その日の夕食はホテル近くで、野菜のリゾット(一)、シーフードのリゾット(純)、白ワイン等を頂きました。ちなみに別の日に食べたパエリアも同じでしたが、シーフードの食べ物は結構塩辛いです。

2004年4月14日(晴れ)
 9:45ごろCASA Mila(ガウディ)へ。10:00オープンでしたが既に50人ほど人が並んでいました。ファサードがうねっていて設計するのも作るのも難しそうです。この建物はマンションであり、個々の住居ではCASA Batllo程のストーリー性は感じられませんでしたが、中庭の曲線は美しく、最上階はレンガ積みボールトの独特の雰囲気です。一番の見所は屋上ではないでしょうか?平面的な広がりのある床が少なく、ほとんどが階段で構成され、幾つもの塔は何かを連想させる、楽しい空間です。
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 地下鉄を使いSagrada Familia(ガウディ)へ移動。地下鉄Sagarada Famillia駅で下車し、ガウディ広場からアプローチしました。建物の中に入る入口はこの北東側の誕生のファサードと、南西側の受難のファサードの二箇所があります。生誕のファサードから入ったのですが、教会周囲を1周して全体を把握してからエントリーすることをお勧めします。教会は工事が進行中で、鉄筋コンクリートで内部の柱・天井が施工されています。自由な形にデザインされたように見えますが、柱の柱頭や天井、塔のTOPは純粋な形態を組み合わせ緻密に計画された物です。ガウディを天才と言わしめる所以と思います。完成した空間を見たい→生きている間に見ることは出来ないという現代の工事のスピードからは考えられない不思議な魅力もあります。またここで施工に携わっておられる方も、宗教心が強くなくては、生きているうちに完成しない建物を黙々と造るという事はできないのではないかと思います。
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 再びゴシック地区に戻り、ピカソ美術館へ。ピカソの生涯に渡る多様なコレクションを見ることが出来ます。
 地下鉄4号線を使いバルセロナフォーラム会場へ。2004年5月9日からの開催であった為、入場は出来ませんでした。
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2004年4月15日(晴れ)
 AM、バルセロナ現代美術館(リチャード・マイヤー)へ。密集した旧市街地の中に突然白い現代建築が現れます。マイヤーらしい美しい建築ですが、周辺の町並みのインパクトの方が大きく、強い印象は残りませんでした。
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 地下鉄を使いモンジュイックの丘周辺を目指しました。スペイン広場から地上に上り、カタルーニャ美術館へ向う途中にバルセロナ・パヴィリオン(ミース・ファン・デル・ローエ)を見つけることが出来ます。今回のバルセロナで最も見たかった建物の一つです。空間が連続し、数枚の壁やスラブで、空間を分割しているプリミティブなデザインです。今見ても美しく素晴らしい建物ですが、建てられた1929年当時のインパクトは相当なものだったと思います。
 時代の中でこの様な提案がどれほど出していけるかが現代建築の課題ではないでしょうか?
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 歩いて丘頂上付近のモンジュイックタワー(サンティアゴ・カラトラヴァ)へ。
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更にそこからバスを使いミロ美術館(ホセ・ルイス・セント)へ。美術館内部は写真撮影OKという肝要なもので、明るい日差しが展示室にも入り込んでいます。日本の美術館では紫外線対策などもあり考えられない状況ですが、自然光の明るい美術館も気持が良い空間です。
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 GRACIA通りまで戻り、チョコレートの専門店であるCACAO SAMPAKAで休憩しました。オーダーはchoc TAZA espresso(純)、cappuccino(一)、panini pancheta、mousse blanco、です。choc TAZA espressoはほとんどチョコでかなり濃厚です。

 バスを使いグエル公園(ガウディ)へ。疲れていた為か、ガウディの建築に目が慣れてしまった為か、ぼんやりとして園内を歩きました。
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2004年4月16日(雨)
 旅行中天気に恵まれていましたが、この日は雨。郊外のモンセラットへ向いました。カタルーニャ鉄道を使い約1時間の距離です。岩山に築かれた修道院は、雨のせいもあって厳かな雰囲気でした。エスコラニア(少年聖歌隊)の歌声を期待して大聖堂に入りましたが、その日は行なわれなかったようです。
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 バルセロナに戻りましたが雨が止まないこともあって、カフェ、バル、書店、百貨店を梯子しました。夕食はランブラス通りからゴシック地区に50m程入ったところにあるLa Fondaで取りました。この日もパエリアを食べましたが、今回一番の当りで最後の日の夜を締めくくりました。
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2004年4月17日(晴)
 9:00にホテルをチェックアウトし空港へ。手荷物検査で防犯の為、購入したワインオープナーが没収されるという小さなトラブルはありましたが、無事帰路に着きました。
 バルセロナについては当初持っていたイメージとは異なる予想外のいい印象を持ち帰ることが出来ました。
# by kawazoede | 2004-04-17 00:00 | スペインの旅'04 | Comments(0)
ラヴェンナ、グッビオ、ウルビーノ、リミニ、ミラノ
2004年4月8日(晴)
 現地時間19:00ミラノマルペンサ空港着、現地は晴れで一安心。シャトルバスを使いミラノ中央駅へ、駅に近いホテルUNA CENTURYを目指して歩きました。駅を出て正面右手にピレリ・ビル(ジオ・ポンティ)がすぐ目に入ります。全面改装中でしたが、同時多発テロの後に事故でセスナ機が直撃した跡は、すっかり直っていました。UNA CENTURYは駅から徒歩5分の位置にあり、ピレリ・ビルも部屋の窓から見えます。
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2004年4月9日(雲/雨)
 曇り空にまたしても雨かと不安に駆られながら駅へ移動、ICを使いイタリア中部の町Faenzaを目指しました。今回の旅行の大きな目的の一つに、Pesaro在住の友人に会うという事があり、Faenzaは観光の目的地ではなく、ICが停まりその後の移動に良い位置であった為そこで待ち合わせです。復活祭の期間中で車内は満席。通路にも人が立っています。ICで移動の途中、徐々に雨が降り始め、少々気が重くなりながら車窓を眺めていました。Faenza着後、友人夫妻と無事再会。車で移動しRavennaを案内してもらいました。
 Ravennaにはビザンチン様式以前の会堂があり、他にない初期キリスト教建築を見ることが出来ます。壁面に描かれた宗教画が素晴らしく色彩も独特なもので暗く厳かに感じました。この日は1日中冷たい雨が降り、印象も暗い物が残ってしまい残念です。
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サン・ヴィタレ


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サンタポリナーレ・イン・クラッセ

その日はPesaroの友人宅に宿泊。パスタ、ティラミス等ご馳走になりました。

2004年4月10日(曇→晴)
 当初より、車でしかアプローチしにくい場所を選んでもらっていたことも有りGubbioへ移動。途中山間の美しい風景を通ります。町は斜面の麓の傾斜地に築かれています。写真は2人乗りケーブルカーから撮ったものです。色彩・家並が整っていて美しい風景です。街にはなだらかな傾斜があり、散策していると風景が広がるPalazzoのある広場に出ます。空間に変化があり散策を楽しむことが出来ます。
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 昼食にピザを食べUrbinoへ移動。最初に町の全体を一望できるポイントへ行きました。写真では分かりにくいのですが立体的でパノラミックな風景に驚かされます。歩いて市街地に移動、Duomoを目指しました。ここでも緩やかな傾斜がありますが、建物の高さと道幅とのバランスがGubbioと異なりSienaの町に似た感じをもちました。

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 Pesaroに戻り、友人の勤める設計事務所を案内してもらいました。ゆったりとしたスペースで、気持ちのよいオフィスでした。プロジェクトのプロセスやプレゼンテーションの資料を説明してもらいましたが、割と日本の設計スタイルと近い感覚です。
 この日も友人宅にお邪魔し、強いアルコールに酔いぐっすりと休みました。

2004年4月11日(晴)
 Pesaroから北上しRiminiを目指します。途中アドリア海の海岸で車を止めてもらいました。
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Pesaro周辺は海岸線が美しくヴァカンスの保養地として知られています。友人も夏はよくビーチに行くそうです。晴れた海を見ることが出来て大変喜ばしいことでした。Riminiの主な見所としてはアルベルティのデザインによるサンーフランチェスコ会堂があります。
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 Riminiで友人夫妻と別れ、ESに乗りMilanoへ向かいました。遅れることも想定していましたが時間通り15:00にミラノ中央駅へ戻りました。ホテルはDuomoに近いAristonです。その後の移動に便利な位置でした。チェックインを済ませ、すぐにDuomoへ。既に16:30を回っていた為、先にDuomoの塔に上がることにしました。屋上は見所が多いと聞いていましたが、塔だけではなく礼拝室の屋根の上も自由に歩くことが出来ます。この様な教会も珍しいのではないでしょうか?上がってみてやはり135基の塔の数に圧倒されます。地上に降り内部に入ると丁度ミサの最中でした。天井高45mという5廊式の空間はゴシックの特徴である垂直性の強調もあって、感動的です。
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 Duomoの前の広場に面して通称Galleria(ジュゼッペ・マノニ)の入口を見ることが出来ます。
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 中を散策し歩いて約5分の距離にあるSan Satiro(ドナト・ブラマンテ)へ移動。敷地が狭い為内陣のスペースがなく透視画法を使った絵が奥に見えます。遠めに見るとすっかり騙されてしまいます。写真で見ると更に分かりません。ルネッサンス期の教会で先ほどのDuomoと比して落ち着いた理性的な空間です。
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そこから更に歩いて5分のヴェラスカの塔へ。写真はDuomoの屋根の上から取ったものですが、その特徴的な形態から大変目立っています。
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2004年4月12日(晴)
 地下鉄に乗りSanta Maria Delle Grazie(ドナト・ブラマンテ)へ、ここではダビンチが描いた「最後の晩餐」を見ることが出来ます。教会は第2次世界大戦の空爆で破壊されその後再建された物です。「最後の晩餐」は奇跡的に難を逃れたのですが、この教会が空爆され破壊されたという事実を初めて知り、ショックを受けました。如何なる名建築も名画も戦争の前には無力なのでしょうか?
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 絵画を見るためにはチケットを購入し時間の予約をしなくてはなりません。この日は多いほうなのか少ないほうなのか分かりませんが、2時間待ちでした。待ち時間が長かった為、予定を変更してガララテーゼの集合住宅(アルド・ロッシ)を見に行きました。思っていた建築よりかなり大きく、また敷地も広く、入口を探しましたがなかなか見つかりません。結局入口にセキュリティーがかかっていて敷地の中には入れませんでした。
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 その後「最後の晩餐」を鑑賞し、サン・カルロ病院の教会(ジオ・ポンティ)へ、地下鉄1号線Bisceglie駅から歩きましたが、かなりの距離で疲れました。駅周辺にはタクシーもないため中心市街地からタクシーを使ったほうが良さそうです。ピレリビルと同じく横長の6角形平面で、厚みの薄い建物です。中を楽しみにしていたのですが閉まっていて見られず、外から見る窓の形は変化があり楽しげです。
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 歩きつかれてへとへとになりながら、この日最後の見学予定であるCasa Rustici(ジュゼッペ・テラーニ)へ、1936年建築の建物は今も現役で、ここもセキュリティーが掛かっていて中には入れません。
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2004年4月13日(晴)
 ゆっくりした朝食を取り、ホテルをチェックアウトし、ミラノマルペンサ空港へ向かいました。今回のイタリアは、イタリア中部の小さい町からミラノという都会まで多彩なプログラムでした。通常の旅行であればここで帰国するところですが、今回は更にバルセロナを目指します。14:40発のバルセロナ行きの飛行機に乗りました。
# by kawazoede | 2004-04-14 00:00 | イタリアの旅'04 | Comments(0)