設計事務所のブログ
by kawazoede
高知と愛媛の建築ツアー
2月16日~17日
姫路駅にて同業のM夫妻と待合わせ。建築研修ツアーだった。瀬戸大橋から高知市に向かう。途中の道、所々、山間部で雪が残っていたが予定の所要時間で市内入りする事ができた。
 
丁度、お昼の時間となり「鍋焼きラーメン」なる物を食べる事にした。ネットの検索に掛かった「ちゅるちゅる」さんへ。セットにある「たまごご飯」に惹かれオーダー。鍋焼きは当然だが、熱が冷めず、熱々で美味しく頂く。
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牧野富太郎記念館へ。大断面集成材の梁、中庭が、設計者である内藤氏らしいデザイン。
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直ぐ近くにある竹林寺・納骨堂へ。先程の大空間のスケールと、住宅スケールの木の使い方の違いが面白い。繊細な空間。
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坂本龍馬記念館へ。外観のインパクトの強さは健在、しかし外観から内部へのシークエンス、展示空間、経年変化のあり方にやや疑問を感じる。
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やなせたかし記念館(アンパンマンミュージアム)へ。バイキンメカが見え始める。不思議とテンションが上がってしまう。展示室の絵は、やなせさんのご意向で撮影可能となっている。アンパンマンのアニメを見て育った世代ではないが、惹かれてしまう。
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宿泊はオーベルジュ土佐山さんだった。シークエンスからディテールまで良い勉強をさせていただいた。お食事も美味しく頂く。
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2日目
再び高知市内へ。
龍馬の生まれたまち記念館に到着。昨日の坂本龍馬記念館と、建築と展示内容の趣が異なる。
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高知駅へ。ここでも大断面集成材の大架構。建築デザインへの積極的な木材の利用が、好印象を与える時代となった。
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西に移動し、雲の上ホテルへ。此方のギャラリーが今回の見学目的だった。ホテルから温泉施設への繋ぎの建築としての意味もあるようだ。下から見上げると、木造集成材のすばらしい構造美だった。宙に浮いた空間は、その渡り廊下としての機能のみのようだ。外観のインパクトと内部空間の用途に、ややギャップを感じる。
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そこから約2kmの、梼原町役場へ。此方も木造集成材を内部で見せるデザイン。外装は杉板のパネル。木材は共通の要素となっている。
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更に直ぐ近くの、雲の上のホテル別館(マルシェ・ユスハラ)へ。梼原町役場と外壁のあり方は近いが、正面の素材に茅を使用されている。よく見ると茅葺のパネルと壁に結構、隙間があるようだ。設計時の想定範囲なのだろうか?
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地道を北上し、松山市へ。閉館時間の15分前に何とか伊丹十三記念館に到着。囲い庭の有るロの字型の平面。展示スペースが、建物全体の規模に対して若干小さい感じを受ける。ディテール、素材への気遣いが感じられる。それぞれ建築家の特徴が出るものだと思う。また、ここも木造建築。
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ツアー最後の〆は饂飩だった。美味しい。建築研修と食事に満足の2日だった。
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by kawazoede | 2014-02-17 23:00 |
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