設計事務所のブログ
by kawazoede
専門家に求められるもの


専門家のモラルについて少し考えさせられる事があった。

9年前の構造偽装事件の根本は、専門家である一級建築士・個人のモラルの問題と考えている。

偽装のチェックを見逃した側の責任もあったかと思うが、根本の問題はそこには無い。

高い専門性が要求される分野では、チェックシステムだけではカバーできない部分が出てくる。

高い専門性を有する者には、高いモラルと自己管理が必要になってくる。

先の事件後、過剰な法整備から設計者の負担が増え、更にユーザーの負担増へと加担されていった。

建築士の地位も、向上する機会を失ってしまった。

過去に多くを学ばねばならないが、一般的には必ずしもそうではないのかも知れない。


by kawazoede | 2014-11-14 22:56 | 日記
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