設計事務所の日記
by kawazoede
平屋の家

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今日は平屋のお話を少し。

私たちの事務所では、平屋の住宅を多く手掛けてきた。

平屋は平面的に繋がりやすい特徴があり、その特性を利用した設計となっている。

以下は幾つかの事例。

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若ヶ谷の家・・・幾つかに分割された空間を、平屋の薄い屋根が覆うような形をイメージした。薄い屋根は、南北面を広く、東西面を狭くし、四周に回る庇の深さを1.1mである。夏季の直射をさけ、室内に庇の陰を落とす。日本の風土の特性を生かした計画とした。



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富の原の家・・・建物は南と北に並置する切妻の棟が有り、その間に中庭が有る。プライバシーが守られた中庭に、空間が開いている。



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北野の家・・・ 敷地は加古川沿いの高台にあり、北西に眺望が広がっている。その眺望を活かすよう、デザインした。



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planar house・・・敷地は閑静な住宅街にある。外形は緩い勾配の、片流れの大屋根が掛かる形状。建物の中心付近に囲まれた中庭が有り、内部に光と風の抜けを創り出している。



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八千代の家・・・建物は内外を含む4つの囲まれた空間(囲)と、その隙間に出来た空間(間)で構成される。囲まれた壁により、プライバシーが守られ、窓が外に向いていない外観は、内部をうかがい知る事が出来ない。


by kawazoede | 2018-05-25 23:08 | works
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