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3月10日
これまで海外を含め見てきた住宅の中に、大きく感銘を受けたものが幾つかある。
バルセロナのカサバトリョ(設計:アントニ・ガウディ)
メキシコシティのバラガン邸(設計:ルイス・バラガン)
コロンボのNo.11(設計:ジェフリー・バワ)
もちろん、国内の現代建築でも挙げることはできるが、数十年以上が経過したタイムレスな建築で挙げてみた。
共通しているものはシークエンスのコントロール。
カサバトリョは、ガウディ独特の生物をモチーフとした、有機的な装飾に写真では目が行くが、空間が流れるように構成され、ストーリー性を強く感じた。装飾はそのための形態だったと感じる。
バラガン邸も写真ではピンクや黄色などの色に目が行きやすい。しかし、その色彩も移動で感じる空間の切り替えの為の一要素として構成されている。
No.11は白い空間の中に、いくつかの中庭があり、移動の途中に外部空間が出現する。内外空間が繋がり、その境界があいまいになっている。
いずれも、写真から想像するものと、実際の空間体験は異なっている。写真で見る以上の感動があった。シークエンスや空間の雰囲気を、媒体に置き換える事は難しいと感じている。
次は動画なのかもしれない。
by kawazoede
| 2021-03-10 22:57
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