設計事務所の日記
by kawazoede
レプリカのミュージアム

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午前中、加西市のsora加西(鶉野ミュージアム)に行くことにした。

ここには大戦末期に海軍の滑走路があった。

そこに現在、海軍の局地戦闘機・紫電改、攻撃機・九七式艦上攻撃機の原寸レプリカなどが展示されている。

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下の2枚はスミソニアン博物館にある実機。比較用にUPしたが、良くできたレプリカであることが分かる。
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以前は、紫電改のレプリカのみ倉庫展示されていて、その際も見に行ったことがあった。

ミュージアムとしてこの4月にオープンした。

過去、日本では大戦中の日本軍の展示に対しては、否定的なとらえ方が多かった様に思うが、近年、多様な見解が広がったように思う。

それぞれ色々な見方があると思う。

私は、空港がある町・大村市に生まれ育ち、飛行機には特別な思いがある。

大村市も歴史的には同じく海軍の滑走路と基地があった。

11歳のころ、アメリカに現存する零式艦上戦闘機がショーで大村空港に飛来した。間近で、またデモで飛行する姿をその空港で見ることができた。

その時の衝撃は大きいものだった。

軍用機は戦争の道具であることには変わりないが、全てが否定されるものではないとも考えている。

残念ながら、日本・世界には当時の日本軍機は殆ど残っていない。終戦時に破壊された。

因みに同じ敗戦国のドイツとは状況が異なる。

新しいものに再生する際の、日本人の気質もあったのかもしれないと、今は考えている。


by kawazoede | 2022-06-12 20:12 | 日記
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