「田名網敬一 記憶の冒険」を見て

先日、国立新美術館で現在開催中の「田名網敬一記憶の冒険」を見に行きました。

氏は企画展開催の数日後に88歳で他界されています。

派手な色使い、モチーフの切り貼り・重ね貼りで初期の印象は、あまり良いものではなかったのですが、氏のインタビューを聞いているうちに、その奥にある情景に惹かれてしまいました。

一つはアメリカに対する憧れとその批判を併置させ、割り切れない複雑な心情を描いていると言えます。

アメリカ文化に対して複雑で多面的な考えを持っています。彼の作品にはアメリカンポップカルチャーへの強い影響が見られますが、それと同時にアメリカの消費社会や戦争に対する批判的な視点も含まれています。

もう一つは戦争体験と死生観で、彼が幼少期に経験した第二次世界大戦の影響が大きく反映されています。爆撃の恐怖や破壊のイメージは、彼のアートの中で繰り返し現れるテーマです。戦争の記憶は、彼の死生観に大きな影響を与え、生と死、破壊と再生というテーマが多くの作品に表れています

事前に見ていたドキュメンタリー番組では最後の企画展の作成時も、それらへの変わらぬエネルギーが感じられました。

※会場は撮影可です。

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by kawazoede | 2024-10-24 14:44 | 日記
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