設計事務所のブログ
by kawazoede
スリランカの旅’24

成田国際空港からスリランカへ


成田国際空港発のスリランカ航空便で、スリランカ・バンダラナイケ国際空港へ。

スリランカへの旅は今回で2回目です。

前回はちょうど十年前のほぼ同じ時期。

その際、訪れることが出来なかった建築(ホテル)を是非見たいと数年前から計画していました。

前回は、NegomboJetwingLagoon(ジェフリー・バワ設計)、GalleJetwing Lighthouse(ジェフリー・バワ設計)、AhungallaHeritance Ahungalla(ジェフリー・バワ設計)、Colomboのジェフリー・バワ設計の幾つかの建築でした。

今回は、移動の都合から最初のホテルは前回と同じく空港に近いNegomboJetwing Lagoon、スリランカの南端のAmanwella(ケリー・ヒル設計)、西海岸のCinnamon Bentota Beach(ジェフリー・バワ設計)、島の中心付近の森のエリアのHeritance Kandalama(ジェフリー・バワ設計)としました。

飛行機は1時間ほど遅れた1830にバンダラナイケ国際空港に到着。

1か月ほど前にスリランカでは選挙により政権が変わるなどで、日本人観光客へのVisaの状況がはっきりしていませんでしたが、問題なく入国審査は通過できました。

10年前と空港内の印象は大きな変わりがないように見えます。

前回と同じく出口の換金所で、円をスリランカルピーに交換。

まだ十分にカードが使えず、現金の支払いもあるとの情報で換金することにしました。



NegomboJetwingLagoon


夜からの宿泊は前回と同じで、空港に近いNegomboJetwing Lagoonに予約し、空港のタクシーで移動します。

Jetwing Lagoonはジェフリー・バワ氏の設計によるもので、竣工は1966年。一度廃墟化した後、増築も加え再建されたホテル。

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フロントとロビーの棟は列柱に寄棟屋根が載ったような、開放的な印象です。

道路側に向かっても、ホテルの奥に向かっても吹きさらしの建築。

気持ち良い空間です。

客室はバワの当時のデザインのもので今回も「バワルーム」です。前回宿泊した部屋の隣でした。

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屋根がある半屋外のバスルームが、やはり気持ちが良いです。

こちらも大きな変更はなさそうです。

やはり良い建築はタイムレスなデザインだと感じます。



Jetwing Lagoon


朝もホテル内を散策。

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朝食はラグーン側に開いたレストランでとります。

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以前はビュッフェ形式でしたが、今はメニューからチョイスする形式に代わっていました。

プールの周りに客室、レストランなどの各棟が配置され、過ごしやすい印象です。

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プールは100mあり、壮観です。

次の移動時間まで暫し水泳。


バワのデザインは、バナキュラーとモダンの融合が見事だと思います。




Jetwing Lagoonからスリランカの南端のAmanwella


チャーターしていたタクシードライバーと、ロビーで無事に会うことが出来ました。

そのまま、スリランカの南端付近まで移動です。214kmの距離です。

暫く一般道を走った後、高速道に入りました。

スリランカの高速道の印象は、日本のそれに非常によく似ています。

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JICAの円借款、日本の高速道路の技術提供が有ったとのこと。

高速道路では皆、比較的穏やかな運転、またゴミなども殆どなく、綺麗に維持されています。

ホテルに着く前に、少し買い物をしたいとスーパーに寄ってもらいました。

棚には商品が一杯です。

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しかし、現地の商品は文字が読めない為、選定に迷います。

比較的品数の多いスーパーでビールを買おうとしましたが、置いていないとの事でした。

別の移動の際などに何度かスーパーに寄りましたが、スリランカではアルコール類を簡単には買えない感じです。

結局、アルコール専門のリカーショップに行ってもらいました。

交通量の多い幹線から、小道に入ります。車一台がやっと通れるくらいの狭くて曲がりくねった道。

喧騒から離れていく感じがします。

予定していた時間に、Amanwellaに到着。

以前より、スリランカで行ってみたいホテルでした。

設計はケリー・ヒル氏。

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エントランスの前に車寄せの広場があります。

スリランカで良く見る赤茶けた砂利の舗装と屋根の色がよく合っています。

エントランスからフロント、レストランへは開放的な回廊を通ります。

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回廊を奥に進み、まずフロントに向かいました。

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シンプルで良いスケール感のフロントです。

事前のメールで、職業が建築家であることをお伝えした為か、チェックインのセレモニー後、スタッフから建築の説明をしていただきました。

西側へ広がるサイレントビーチに向かって建物は配置されています。

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フロントの建物、レストラン、プールはそちらに向かって並列に配置され、何れからもそのビーチが見えるようデザインされています。

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インフィニティプールはレストランのレベルより1層分海に向かって下がっていて、それぞれの空間を分けて保ちつつ、海への眺望を創り出しています。

地形を利用しながらそれぞれのビーチへの眺望を巧みにコントロールしていることがうかがえます。

地形の読み、巧みなレベル差のデザインは素晴らしいと感じます。

その後、客室まで電動のトュクトュクで送って貰いました。ホテル内の移動で運転していただけます。

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同じプランの客室の棟が、敷地の海への傾斜に合わせて3層に配置されています。

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私たちの棟は106号室で、一番海側でした。

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部屋番号の入った照明のデザイン、格好良いです。

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門扉から階段先に浅いプールが見えます。

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各棟は異なるレベル差に建てられているため、門扉の向こうは上がる階段もありそうです。

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プールに向かってガーデンソファが置かれ、そこから客室に入ります。

客室の門からの室内へのアプローチにもシークエンスを感じます。

客室はワンルームで、切妻屋根の形を活かした勾配天井です。

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ベッド、浴槽、洗面、クローゼットを中心軸に置き、左右対称に平面は設計されています。

使いやすいと感じました。

ビーチに面したバルコニーから、波の音が常に聞こえていました。

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9月末でモンスーンは終わりの時期でしたが、まだ波が荒く、海には入らないようにとの事でした。

夕方、プールで泳いでみることにしました。

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心地よいプールでした。

朝、ビーチリゾートに宿泊した際は、必ずと言っていいほど日の出の時間にビーチを歩きます。

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誰もいないビーチ、大抵は砂浜から足跡は無くなっています。

夕日とは異なる朝の光を楽しむことが出来ます。

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Amanwellaの下にあるビーチは波が大きく、潮の干満に関係なく常に足跡は消されている感じでした。


Amanwellaでは特にゆっくりした時間が流れています。

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Amanwellaから西海岸のCinnamonBentota Beach


昼前にホテルをチェックアウトしました。

その際に旅の安全を祈念するセレモニーがあり嬉しくなります。

朝、チャーターしていたタクシードライバーと再会。

今回のドライバーは7日間の専属契約で、同じ方に来てもらいました。

言葉は少なめですが、意思疎通は十分で、有難く思いました。

次の予定地であるCinnamon Bentota Beach へ車は動き出します。129kmの距離です。

ほぼ、来た道を戻る感じです。

高速道を降り、地道を走りだすと車が増えて運転はやや粗い感じに変わります。

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幾つか小さな町を抜け、海に近いBentotaの町に入りました。

Cinnamon Bentota Beachは町の一番海側にあります。

車寄せを降りると民族衣装の二人が演奏で出迎えてくれました。

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やはりこの様なセレモニーは気分が高揚します。

町の喧騒を一旦断ち切るように、粗い石で作られたエントランスの中心にある階段を上がります。

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階段を上がりながら徐々に天井に目が行きます。

スリランカの芸術家であるエナ・デ・シルバによるバティック(ろうけつ染め)の天井画です。

そのデザインにバナキュラーを感じます。

階段を上がりきると、中庭があるフロントの空間に至ります。

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中庭は水盤があり、ここが地上エリアのように錯覚します。

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街の喧騒から、一旦、階段を上がって別の世界に来たようなシークエンスです。

それでも別の世界はスリランカの風景でもあります。

旅行者にスリランカでのリゾートとしてのユートピアを演出しています。

スリランカの彫刻家、ラキ・セナナヤケによるアート。ジェフリー・バワがデザインした建築に良く配置されています。

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ジェフリー・バワの事務所で働いた経緯があり、その後アーティストとして地位を得たようです。

その他フロントのフロアーでは幾つかのアートを見ることが出来ます。

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私たちが宿泊した部屋は、海に面して増築された棟でした。

バワのデザインを踏襲しているものと思います。

暫しホテルを見学。

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ホテルは西側の長い海岸線に面しています。

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ビーチには多くの観光客の姿が見えました。

夕暮れ時、インド洋に沈む夕日を楽しむことが出来ました。

10年前は同じく、西の海岸線に面したAhungallaで夕日を見ました。(以下は10年前のAhungallaの夕日)

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スリランカの西海岸からの夕日はとても美しく、私の中では最も印象に残るものかも知れません。

ホテルからビーチに出てすぐに、現地のツアーを扱う小さなお店があり、聞くとサーフィンもできるとの事でした。

「目の前の海でサーフィンが出来るの?」

「出来るよ」

「しかし誰もやってないけど?」

「モンスーンが終わって直ぐでまだ波が少し荒いから、でも朝なら大丈夫」

との事で、翌朝の予約を入れました。

お店の方と色々話していると、日本に弟さんがいると写真とマップまで見せてもらいました。

何人かのスリランカの人と話した際、日本に親族が居る、と言った話を聞くことが出来ました。

朝のサーフィンはとても気持ち良いものでした。

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Bentotaの町に少し出てみることにしました。

歩こうかとホテルを出ると待ち構えたようにトュクトュクドライバーから声を掛けられます。

値段を聞き乗せてもらう事にしました。

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ホテルの外と内との格差は大きいものがあります。

逆に言えば、その格差があるから私たちは快適に旅が出来ているのかもしれません。

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少し買い物をしてホテルに戻りました。

行きの飛行機内で出されたカシューナッツがとても美味しく、移動の途中で購入したいと考えていました。

チャーターしたタクシードライバーさんの話だと、スリランカの物は他に比べ美味しく特産物との事でした。

今回の旅ではエビも沢山いただきました。

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Cinnamon Bentota Beachから島の中心付近の森のエリアのHeritance Kandalama


1100にホテルをチェックアウトしました。

ここでもセレモニーがあり、有難く思いました。

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タクシーは高速道路に入りました。

高速道路上には真新しいサービスエリアが1か所ある様です。

まだ、高速道路が整備されていない区間もあり、一般道路を乗り継いで進みます。

222kmの移動です。

ホテルが近くなり、Dambullaの町を抜けて、ジャングルの小道に入りました。

本来ここに幹線道路が無かった感じがします。

ほぼ、予定した時間にHeritance Kandalamaに到着。

丁度他の観光客も多数到着されていました。

これまで宿泊したホテルより規模が大きく、またスリランカで最も集客が多いと思われるシーギリヤロックに近いため、来客の国籍は多様で、また来客数も多いです。

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空港を出て初めて日本人旅行者が複数居られました。

私たちの様にホテルを目的地とした方も有られると思いますが、多くは観光地のための宿泊ではないかと思います。

Heritance Kandalamaは、ジェフリー・バワが設計依頼を受けた際、別の敷地をクライアントに提示されました。

当初観光地シーギリヤから非常に近い場所でした。しかし、彼はその敷地にホテルを建設することが自然景観や文化遺産に悪影響を与えると懸念しました。

そのため、彼は最終的にシーギリヤから約10キロメートル離れたカンダラマ湖の周辺に敷地を変更しました。この場所は自然の景観に溶け込み、環境に与える影響を最小限に抑えることができると判断したのです。

カンダラマ湖周辺の岩山と森林に囲まれた場所にホテルを設計することで、自然環境との調和を重視し、建築と自然が一体化したデザインを実現しました。

この変更は、バワの「トロピカル・モダニズム」の哲学に基づいており、自然環境を尊重しつつ、建築がその一部として機能するという考え方を反映しています。

エントランスのポーチの階段を上がると、長いフロントが正面に見えてきます。

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その階段の途中にも、元々あった岩石が残され、それを交わすように建築が作られていることが感じられます。

自然の地形や岩石をそのまま活かし、建物が周囲の岩や森林に溶け込むように設計されています。エントランスからロビーへの通路はやや狭く絞り曲線です。

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その壁にも岩石がそのまま露出し、岩の形に沿って建物が設置されています。あたかもその一部として共存しているかのような印象を与えます。

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ロビーから外に出ると、プール、そのさらに向こうにKandalamaの貯水池が見えます。

地形の読みとそれを活かしたデザインが素晴らしいと感じます。

ホテルは2つの主にダンブッラウイングとシーギリヤウィングの二つの棟で構成されその中心付近にエントランスがあります。

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地形に沿って、徐々に建物は角度を変えて配置されています。

その全長は1kmとのこと。

私たちの部屋はシーギリヤウィングのエントランス階の510でした。

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バワが好んで滞在した部屋は507でその位置からはシーギリヤロックが正面によく見えます。

部屋の内部は当時のデザインを残しつつ、水回りが改修されています。

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バルコニーにでると、植物が絡まりその向こうに広がるジャングルとの連続性を感じます。

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猿がここを伝って盛んに行き来しています。

自然との共生は必ずしも快適性のみではありません。周辺環境に合わせて一定の距離感も必要になってきます。

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バルコニーの窓には猿が室内に入らないよう、注意書きがされています。

先程の絡まった植物も、バルコニーとは適度な距離を保ち植生する様デザインされていることが分かります。

理想とリアリティとのバランスも良くデザインされています。

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ダイニングへは吹き抜けの階段を上がります。

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その階段上部に、来客を迎える様にラキ・セナナヤケのフクロウの彫刻があります。

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ホテルの朝と夜の食事はブッフェで、かなりの品数があり楽しむことが出来ます。

その他、隣接してソファーがある広いロビーもあり、ホテルはかなりゆとりのある空間です。食後、ここでお茶を頂くこともできます。

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プールは3つあり、ロビーに近いエリアにレベルを変えて2か所、ダンブッラウイングの突き当りの外部に1か所です。

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前者は混みあっていますが、後者は人が少なく落ち着いて過ごすことが出来ました。



Heritance Kandalamaからダンブッラ石窟寺院へ


最終日、昼前にホテルをチェックアウトしました。

バンダラナイケ国際空港までは139kmの距離。

ホテルから30分ほどのダンブッラ石窟寺院に寄ってもらいました。

ダンブッラではシーギリアロックと並び、名所となっています。以下は最初の一段。

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寺院の入り口から15分ほど階段を上がっていきます。

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上がりきると開けた場所に出ます。ここから靴を脱がなくてはなりません。

岩山自体が寺院の一部となっています。

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寺院は仏教の遺跡で、5つの主要な洞窟からなる複合建築です。紀元前1世紀に造られ、内部には約150体の仏像や壁画が収められています。

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建築的に見ると、自然の石窟を利用した「岩窟寺院」の形式を持っており、洞窟内のスペースは人工的に掘削されたものではなく、自然の岩をそのまま使用しています。

内部は石窟の形状を生かしつつ、仏像や壁画で装飾されており、寺院としての機能を果たしています。洞窟内には広い礼拝空間が設けられ、涼しく、静けさが保たれているのが特徴です。

これにより、自然の地形を活かしながら宗教的・建築的な空間を創り出している点が、ダンブッラ石窟寺院の建築的な魅力です。

スリランカをはじめアジアでは石窟寺院が多く存在します。宗教と自然との共存も大きく影響していたのではないかと考えます。



バンダラナイケ国際空港へ


寺院を後にし、ドライバーさんにお勧めのランチの場所へ連れて行ってもらう事にしました。

切妻の屋根に壁はなく、非常にシンプルな構造と空間です。

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スリランカの気候が実現させた建築であると感じます。

ビュッフェ形式で、かなりの数の料理が一直線に並んでいます。

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スリランカでの最後の食事を楽しむことが出来ました。

滞りなく 空港に予定していた時間に到着。

ドライバーのMadupaさんにお礼を言い、空港に入りました。

直ぐにイミグレーションへ。

これまでにない事でしたが空港の税関で5分ほど止められました。

丁度、Visaの切り替えのタイミングに当たってしまったため職員の方が、どうするか話しているようでした。

しかし、今回の旅もトラブルなどは全くなく、とても快適なものでした。

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また訪れたくなる国、スリランカでした。


by kawazoede | 2024-10-24 17:32 | スリランカの旅’24
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