設計事務所の日記
by kawazoede
初回打合せ
11月23日
若干何時もより遅めに起床。今日打合せの準備を行う。
昼前、加古川に向けて車を出す。平岡町の家の現場で、建築主と打合せする予定を入れている。棟梁T氏は今日も現場に入ってくれているようだ。昼休みで姿が見えなかったが、直ぐに戻って若干打合せを行う。T氏とはこの現場で3軒目となる。無口だが確りと仕事をされる姿は如何にも職人らしく、尊敬している。建築主と外壁、屋根、サッシの色について打合せ。こちらの提案も受け入れて頂いた。下の男の子が現場で発生する色々な形の木の切れ端を気に入ったようだ。幾つかを組み合わせたり、門形を作ったりしていた。構造物を作りたいと思う衝動は、人間としての本能かも知れないと、ふと思う。同じく破壊に対しても本能的なものを感じる。大学の彫刻のカリキュラムで講義をしてくれた彫刻家の話として、子供が物を壊す行為は、既成の物に新しい形態を加える喜びでもあるとの言葉が未だに頭に残っている。
姫路に移動。早めに着きそうな為、コンペのプロデュース会社へ。先日のコンペでの他社の案を見せて貰う。HPにUPされた模型写真で凡そのプランは推測できたが、図面として見る他社の案やプレゼンは大変参考になる。自分の案だけを詰めて考えていると客観性を失う。並べて提案を見ると気づかなかった違いが見えてくる。
夕方、当該コンペの初回打合せで御自宅へ。主に家相が問題となっている。計画段階である程度配慮していたが、新たな御要望が出てきている。次回打合せを2週間後に予定し今後の事や、雑談も混じった会話を交わす。お互い相手との距離を測ろうとする自然な流れを感じる。
アトリエに戻る。途中、姫路の町屋を訪問する。報告事項が2点と、その後のお住まいの状況をお伺いする。セントラル空調が快適との事だった。今回導入に当たって、断熱も高いレベルの仕様としている。室内温度の変化が少ない様だ。もうお住まいになって1月以上経ち、すっかり馴染まれている。
アトリエにてZigzagの完了検査申請書を作成。いよいよ業務も終りが近づいてきた。
by kawazoede | 2006-11-23 22:17 | 日記
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