リンク
カテゴリ
全体works オープンハウス/イベント 日記 pick up! 家具 旅 ブラジルの旅’19 ニューヨークの旅’18 インドとネパールの旅'17 バリ島の旅'17 キューバとメキシコの旅’16 スリランカの旅’14 トルコの旅'13 サンフランシスコの旅'11 メキシコシティの旅'11 ポルトガルの旅 '09 スイスとロンシャンの旅 '09 デンマークの旅 '07 フィンランドの旅 '07 オランダの旅 '06 ドイツの旅 '06 スペインの旅'04 イタリアの旅'04 以前の記事
2023年 09月2023年 08月 2023年 07月 more... ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2006年3月19日(アムステルダム)
![]() 町に出るにはトラムに乗らなくてはなりません。1日フリーの券を買うか迷いましたが、15枚つづりの回数券を購入。結局滞在中計2綴使いました。殆どのトラムには検札の為に運転手と別に車掌が乗車している為、チケットのチェックは厳しく行われているようです。国によっては殆どフリーという状態が多い為、意外な感じです。 ムント広場で下車、古い市街地が運河で区切られサークル状に展開しています。賑やかな街の雰囲気が感じられます。と、直ぐに建物が傾いている事に気づきます。聞いてはいましたが想像していたものと違い左右前後に町の中心付近では殆どの建物が地震の後のように角度を持っています。 ![]() ![]() ![]() 滞在中、この傾きを見る度、様々な推測をしました。それはオランダの現代建築に与えている視覚的な影響です。安定と不安定の微妙なバランスを一部の現代建築に感じます。 ダム広場まで、歩行者専用のショッピングモールがあり、オランダらしいグッズを見ながら楽しく歩く事が出来ます。 ダム広場に面してゴシック様式の新教会堂が在ります。内部に入ろうとするとインドネシア美術品の展示を有料で行っていて賑わっています。今まで訪れたゴシック教会堂では見た事が無いミスマッチの催しで驚きました。教会としては使っていないのでしょうか? ![]() ![]() ダム広場から旧教会堂へ移動。飾り窓の地区にこれほど隣接しているとは知りませんでした。教会の後陣沿いの狭い道路を歩いていて、向かいにある建物の1階の大きな窓越しの風景にびっくりさせられました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 2006年3月20日(アムステルダム) 朝食後、ファン・ゴッホ美術館(G・Th・リートフェルト、他)・増築棟(黒川紀章)、広い公園に面していますが、エントランスはこちらではなく道路側です。 ![]() ![]() ![]() 建築そのものにリートフェルトのデ・スティルの面影は既に有りません。時代の流れの中で一期は輝いていたムーブメントでしたが、建築デザインにおいてはその消費のスピードは余りにも速かったと考えます. トラムに乗り中央駅へ。更にバスに乗りボルネオ地区附近で下車。ベイエリアの再開発で目を引く建築が集中しています。殆んどが集合住宅のため中には入れません。ボルネオ・スポールングブルグ(マスタープラン:ウェスト8)、 The Whale(フリッツ・フェン・ドンヘン)、ピエトハイン・トンネル・ビル(ファン・ベンゲル&ボス)、アイ・タワー(ノイトリング・リーダイク)の周りを歩きました。造形的に最もインパクトを感じた建築はThe Whaleでした。それでも建築の中に入れないのは物足りない事です。 ![]() ![]() The Whale ![]() ピエトハイン・トンネル・ビル ![]() アイ・タワー バス+トラムでライツェ広場附近へ。複合建築であるビザンティウム(レム・コールハース)を見つける事が出来ます。 ![]() ![]() そこからドム広場附近に向かって歩きました。シンゲルの花市に立ち寄ります。 ![]() ![]() ![]() ![]() 2006年3月21日(ユトレヒト) 今日はユトレヒトに行く日と当初より予定していました。目当ての中央博物館がオランダ滞在中、この日しか開いていない為でした。アムステルダム中央駅で列車の切符を買おうとしますが、自販機は現金ではコインしか受け付けません。幾つかの機械を見て同じ事を悟り、諦めて窓口で買うことにしました。窓口のエリアを進んでいると奥に両替機を発見。どうやらここで両替をして自販機で買ってくれということのようです。 ![]() ユトレヒトの駅も賑やかでコンコースを出るとショッピングモールに直接繋がっています。インフォメーションを探しますがなかなか見つかりません。駅員さんに聞くと、ここだと教えてくれた物はタッチパネルのモニター案内です。仕方がないのでそれで調べていると、次のインフォメーションの場所を指し示しています。ロールプレイングゲームのようで面白いと思い探しました。ショッピングモールにそのコーナーがあり、目的の建物その他を聞くと教えてもらいましたが、ツーリストのインフォメーションではないとの事でした。其方でツーリストインフォメーションの地図を貰い、暫く町の中を歩きます。何とか辿り着いたのですが、ここまで分かりにくいと不安になります。其方で中央博物館の位置、シュレーダー邸(G・Th・リートフェルト)の場所を聞き、まず中央博物館に向かって歩きました。川沿いの道は街並みの変化を楽しみながら歩く事が出来ます。 ![]() ![]() ![]() ![]() 中央博物館にはリートフェルトの家具や絵画、そして最近出来たミッフィの常設展があります。リートフェルトのコーナーはこれまで写真でしか見た事が無かった家具等があり、大変刺激的でした。その後2006 年2月18日にオープンした、新しいミッフィの家となる「ディック・ブルーナ・ハウス」(ミッフィのコーナー)へ。極度にデフォルメし単純な形で表現される豊かな優しい表現は建築にも通ずるテーマではないかと思います。 ![]() ![]() 先ほど教えてもらったルートでユトレヒト大学へ。バスに乗り10分弱の距離です。バス停で降りて直ぐ新しい建築に気づきました。大学の図書館のようですが、ラウンジなどもあり豊かな空間です。植物をあしらったカーテンウォールの表現が新鮮です。図書館のスタッフの方に聞くとヴィール・アレッツのデザインだそうです。大学の建築は比較的オープンで助かります。勝手に中に入らせてもらいました。 ![]() そこから歩いて直ぐにエデュカトリアム(レム・コールハース)を見る事が出来ます。オランダに来てようやくレムらしいデザインを感じさせる建築でした。斜めのスロープが建築のファサードを形作り空間をも分節しています。内部を見歩いているうちに講堂の入り口を見つけました。少し空けると講義が行われていますが、中まで入る勇気はありませんでした。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 建物の直ぐ脇に固定式の双眼鏡のようなボックスがあります。覗いてみると室内の写真が見えます。中に入れない人のためのスライドの装置です。手動で写真を切り替えるシンプルな物ですが、外観と照らし合わせながら見る事が出来、参考になります。 ![]() ![]() アムステルダムに戻り夕食としました。昨日のクラシックな雰囲気から一転し、軽い感じのカフェ「Cafe de Jaren」(http://www.diningcity.com/ams/dejaren/index.ht)で取る事にしました。食事も美味しく、楽しく過ごす事が出来ました。 ![]() ![]() 今回のプログラムはこれで終了した事になります。ゆっくり見たつもりだったのですが、かなり多くの建築を見たようです。妻にはハードな旅だったかもしれません。
by kawazoede
| 2006-03-22 00:00
| オランダの旅 '06
| ||||||
ファン申請 |
||