設計事務所のブログ
by kawazoede
中林邸/村野藤吾設計
8月31日
朝、打合せの準備で最終調整。
計画案の打合せでパートナーと西脇市のクライアント宅へ。曳き屋と増築の検討で2回目のプレゼンを行う。凡その配置は、御了解頂けた様だ。更に踏み込んだ打合せを行う。

移動し、クライアント御夫妻に昼食を御馳走になる。

その後、クライアント御夫妻と共に予定していた建築の見学で京都へ。クライアントの伝で、東山の村野藤吾氏設計の「中林邸」を見学するチャンスを得る事が出来た。途中、是非見たいと希望のあったスタッフも合流し伺う。事前にネットの衛星写真で確認した通り、広い敷地に建つ大きな住宅だった。記録では1941年竣工だが、その古さを感じさせない。空間の構成、ディテールにかなりのエネルギーが注がれているように感じる。恐らく建設に掛かったコストも同様ではないだろうか?67年が経過した住宅とは思えないほど、十分現役の確りした造りとデザインだった。

村野建築の住宅内部を見る事の出来る機会は、それ程有るものではない。ゆっくりと広い住宅の内部を見ながら多くの事に気付く。その一つに建具框の細さがあった。小さな窓の障子の桟を測ると厚みで12mm、見付けの巾で5mmだった。天井面の仕上の多彩さも印象に残った。
あっと言う間に2時間弱が経過した。
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アトリエに戻る。今日の議事と写真を整理し計画案を検討。
by kawazoede | 2008-08-31 21:03 | 日記
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