設計事務所のブログ
by kawazoede
みかん

実家より例年のみかんが送られてきました。

郷里からの贈り物は、有難いものです。

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# by kawazoede | 2024-12-20 14:31 | 日記
島根ツアー

雪が降る前にと、出雲と松江に行ってきました。

出雲大社は過去に一度、参ったことが有ります。

建築を見る目や感じ方は、時間が経つと違うものがあります。時間の経過とともに、自身の建築に対する考え方は、加えられた情報や経験を基に変わっていくものだといつも思います。

前回から21年ぶり。

参道は松の並木の真ん中を通る物でしたが、今はその両側に舗装道が整備されていました。(以下は21年前の物)

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拝殿の左に有った旧庁舎(菊竹清訓氏 設計)は老朽化により建て替わっています。(以下は21年前の物)

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拝殿を右に抜けて、八足門の奥の本殿を見ます。

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参道からここへの軸線は、一直線ではなく若干のずれがあります。

また本殿自体も建物の妻側の中心ではなく向かって右側へと上がっていく階段があります。

妻壁の中心に柱があり建物の構造上の理由なのか、中心を避け右側に、が先なのか読み取れませんが、敢えてそれを選択しているようにも感じます。平入で正殿の中心に入る形の伊勢神宮との大きな違いがあります。

軸線のずれや中心を避けることはより日本的な趣向ではないかと考えます。

本殿の周りを一周することが出来ます。

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背面はより近い位置で本殿の妻側を見ることが出来ます。

前回よりも建築のスケールの大きさを感じました。

古代では48mあったという説もあります。

出雲大社のすぐ近くに島根県立古代出雲歴史博物館があり、こちらでもその歴史や遺構を見ることが出来ます。

1/10の復元模型は嘗ての大きさを感じることが出来ます。

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博物館にはその他の展示もあり、大量の銅矛、銅鐸に目が行きます。

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大和朝廷と並ぶ勢力を出雲大国が当時持っていたことを感じさせます。

移動し松江の島根県立美術館へ。

こちらも21年ぶり。

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20226月に改修後オープンという事で、以前の状態を良く維持されています。

この場所に建つ美術館として良いスケール感です。

幹線道路と宍道湖に挟まれた敷地です。

道路の喧騒を建物で遮り、宍道湖に向けて開放され、全体を曲面でつなぐ空間構成は素晴らしいと思います。

写真は屋上展示で21年前と今回。好きな彫刻はちゃんと残っていました。

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帰りの道、地元の酒造の李白さんで、日本酒を購入することにしました。

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超辛の「やまたのおろち」を購入。

後日頂き、さっぱりで美味しいお酒でした。


# by kawazoede | 2024-12-20 14:03 | 日記
グレンバラ美術館

竣工後5年が経過したグレンバラ美術館に行ってきました。

展示空間がスパイラル状に展開していくデザインです。

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1階、中2階、2階へと空間を移動しながら展示を見る事が出来ます。

普段は公開されていませんが、年末まで一部の日で入館できます。(詳しくは以下よりご確認ください)



# by kawazoede | 2024-11-08 18:00 | 日記
コウノトリ

朝、姫路までの田園の途中の道で大型の鳥に目が行き、車を止めました。

コウノトリです。

ゆっくりと近づきましたが逃げる気配がありません。

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少し離れた位置で止まり写真を撮影。

この辺りは白鷺が多く、一瞬、見間違うことがありますが明らかに鷺より大きいです。


# by kawazoede | 2024-11-05 13:09 | 日記
フィリップ・スタルク氏のプレゼンテーション

先月末、京都で開催されたフィリップ・スタルク氏のプレゼンテーションに行ってきました。

フィリップ・スタルク氏は、世界的に活躍するプロダクトデザインの巨匠であり、私は30年以上前からのファンで、まさにレジェンドです。イベント情報を知ると、すぐに申し込みをしました。

当日は会場がすでに多くの来場者で埋め尽くされており、会場の端からやっと見える角度で拝聴しました。

プレゼンテーションでは、これまでイメージしていたスタルク氏の一面と、新たに知ることができた一面があり、大変有意義な内容でした。氏がデザインに取り組む際には、まずコンセプトを構築し、そのコンセプトとデザインが合致するかを綿密に検証していると知りました。中には数年から10年もの期間をかけるプロジェクトもあるそうです。

直感的なデザインではなく、最初にロジカルな思考を重視する姿勢には強く共感します。その後のデザインの展開には、氏ならではの非凡さが感じられました。

プレゼンテーション終了後、スタルク氏から「写真を撮ってもいいですよ」と気さくに声がかかり、お写真も撮らせていただきました。

記憶に残るひと時となりました。

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# by kawazoede | 2024-11-03 20:35 | 日記