設計事務所のブログ
by kawazoede
黙々と
3月14日
高床の家の現場へ。大工工事、左官工事、内装工事が行われていた。現場が込み入って、既に仕上がった部分の養生が気になる。何点か注文を付けさせて貰った。
詳しく見ると詳細で納まっていない所が有った。図面でかなり検討したつもりが読みきれていなかった様だ。打合せし、指示を出す。大工工事も終りが近い。最後の詰めも大切にと常々思う。内部は徐々に仕上がって来ているが、外部が遅れてきた感じがする。聞くと明日から外壁の工事が行われる。
事務所に移動。図面を作成。
知人の建築士からお電話を頂く。某企画で作品について1時間ほど話して欲しいとの事だった。準備も大変そうで、回答を保留とさせて貰う。作品について他者の反応を見てみたい、とも思うが如何した物か検討中。
午後から模型を制作する。
アトリエに戻る。計画案を検討。第4ラウンドも黙々と過ぎていく。
# by kawazoede | 2007-03-15 07:37 | 日記
No.E60
3月13日
抜歯の痛みは殆ど無く目覚める。
事務所へ。
抜歯後の消毒で歯科へ。その後、模型材料その他の買出しに数箇所廻る。
計画案を検討。
No.E60_e0097130_0391233.jpgNo.E60_e0097130_0393024.jpg






夕方、発注していたスツールが事務所に届く。高床の家の建築主が購入される事が決まった際、追加で1脚アトリエ用に注文していた。以前からパートナーも欲しいと言っていた物で、今回となった。スツールNo.E60はアルヴァ・アールトの1932年のデザイン。何処にも無駄が無いプリミティブである。暫し、色々な角度から眺める。マグナス・オルセン社にも、似た形のスツールMO8000がある。以前デザイナーのルッド・チューゲセンの講演を聴き、こちらも良く出来たデザインと感心させられた。
全日空のボンバルディア機が胴体着陸した。見事な操縦は拍手である。問題の同型機はよくトラブルを起こしている。国産旅客機はまだか?と期待している。そう言えば以前、長崎から鹿児島への航路で同型機に乗った事があった。
アトリエに戻り計画案を検討する。パートナーと意見を交換する。
# by kawazoede | 2007-03-14 00:39 | 家具
治療
3月12日
事務所に向かう。途中、丘の家に立ち寄る。外構の追加工事は、RC打ち放し塀のコンクリート打設が終わっていた。
午前中、予約していた歯科へ。予定していた親不知の抜歯をしてもらった。なかなか抜けず、時間が掛かる。30年以上同じ位置で食いしばって来た最後の粘り。
帰りに下の階の旅行代理店に立ち寄る。よく利用させて貰っているH社で、思い出してみると、学生の頃初めてのヨーロッパへの貧乏旅行で航空券だけを買った会社だった。その後も旅行はツアー使わない為、航空券とホテルの手配が多くよくお世話になっている。担当者も何度も偶然同じで、数年おきの飛び飛びの記憶だが、レスポンスが高い方で有りがたい。因みに学生の頃の貧乏旅行では、その時最安だったマレーシア航空を使いロンドンに向った。途中、クアラルンプールで乗り換え、ドバイで給油し、ほぼ24時間のフライト、その後1ヶ月のヨーロッパ周遊だった。このときの珍道中も出来ればいつか纏めてみたい。
事務所にて2つの計画案を検討する。コラボのN氏から送られてきたスケッチに目を通す。
大事を取り早めに切り上げる。
# by kawazoede | 2007-03-13 08:02 | 日記
アイディア
3月11日
朝、打合せ資料を作成。プリントし姫路へ。
某建築相談会に出席。
計画案を検討する。資料とデータを再び見直し、概要をフィールドバックしていく。トレペにスケッチを作成。何時も新しいアイディアを考える際、思い浮かぶ事がある。アイディアとは全くの無から生まれる物ではなく、何かと何かの組み合わせで出来上がる物だと思っている。一つ大事な事がある。新しいアイディアの創造は通常結びつかない、又は一見関係の無い要素の組み合わせを思いつき、適所に当てはめる事が出来るかであり、安易なコピーを表すものではない。アインシュタインにしても、それまで歴史的に考え付かない組み合わせを思いついたことで新たな発明を見出している。頭の中に幾つもの引出しが有って、引出しの中の要素を組合わせる。ポイントは引き出しの数とそれを把握し組み合わせるキャパシティであり、引出しが把握できないほど多くても、組み合わせのパターンが創れない程少なくても駄目である。数案作成。
竣工間際の住宅で、建築主から家電のサイズが設計寸法に合うか尋ねられている。最近の洗濯機も冷蔵庫も空調機も徐々に大型化しているようだ。テクノロジーの進歩の一つで、小型化は常識と考えていたが、どうやら今はそうばかりではない。
夕方、加西のリフォームの打合せでクライアント御自宅へ向う。平面詳細図、断面、立面図で計画内容を確認していく。その他工程、概算を御説明し御了解いただく。色々と回り道はあったが、法的・コスト的にベストの工法で進む。
アトリエに戻る。計画案を検討。
# by kawazoede | 2007-03-11 23:10 | 日記
現場巡回
3月10日
朝、西脇へ。高床の家の定例会議に向う。現場は一段と賑やかになっていた。他の大工さんも応援で来られていた。棟梁は家具の製作中。一通り現場を見て廻る。建築主が到着し、現場の状況を見ていただく。その後、外構図、家具図を元に打合せを行う。施工者のY氏に同席して貰い見積を依頼する。
現場巡回_e0097130_23345094.jpg当初の外構設計では、南側の庭を広く取り、リビングからデッキを通して見る事を主に、庭をデザインしていた。今回、建築主からの庭を使いたいとの幾つかの具体的な御要望を反映し、改めてデザインした。雑木林、タイル敷きの土間、花壇の要素を組み合わせている。


現場巡回_e0097130_2335745.jpg家具は、既に発注の掛かったソファやチェアを除き、ダイニングテーブル、ソファテーブルを製作する様御提案し、検討を進める事になる。パースはダイニングに置かれる予定のJ39とソファテーブル。
一旦アトリエに戻る。先程の打合せ内容を図面化する。


加古川へ移動する。平岡町の家の定例会議へ。内装工事、タイル工事が行われている。数点打合せを行う。オープンハウスを3月25日に行わせて頂く事にする。
姫路へ移動する。途中、荒井の家の現場へ立ち寄る。具体的な工事はまだ行われていない。
姫路I邸の現場へ。棟梁が1階のフローリングを施工中だった。現場は何時も綺麗に片付けられている。几帳面そうだ。棟梁と言葉を交わす。一寸したイントネーションの違いを感じ尋ねると、やはり九州の出身の方だった。
進行中の現場4件に全て廻ることが出来た。アトリエに戻る。
計画案の資料を作成。
# by kawazoede | 2007-03-10 23:37 | 日記