設計事務所のブログ
by kawazoede
足場解体
10月21日
足場解体_e0097130_2359101.jpgZigzagの定例会議へ。足場が解体され、外観が良く分かるようになった。パースや模型で何度もシュミレーションして出来上がりの外観を分かっていても、このタイミングは何時になっても嬉しい。2つの軸線を持つ住宅は、ガルバの外壁と合間って周辺からちょっと目立つ存在になったかもしれない。詳しい外観はHPで。現況を建築主に確認頂く。今日はクロス、建具工事が行われていた。建具屋さんは何度も施工頂いたことがあり、よく知った人である。建具のデザインが空間に与える影響は大きい。そのため木製建具は、その場にしかない特注品としてデザインする事が殆どである。同じ建築士であった義父に独立当事、建具の話を聞かせてもらったことがあった。既製品を使う事とオーダーする事の比較で、費用対効果の有意義な話が今に活きている。
事務所に昼前に到着。明日打ち合わせの資料を整理し、プリントする。構造事務所へ数点の追加変更点をメールで送る。
スタッフと計画案を検討する。大分良くなってきた。
# by kawazoede | 2006-10-22 00:00 | 日記
ホームセンター
10月20日
朝、Zigzagの現場へ。昨日のロールスクリーンのボックスについて打合せする。その場で判断できない部分が保留となった。今日、サンプルを実際に取り付けて確認してもらう事になっている。
事務所に向けて移動。楓の街路樹の並木が紅葉し始めている。まだまだ紅葉は先という木や、既に赤くなっている木もあって、同じ楓に見えても性が違うことが分かる。
途中、ホームセンターで模型材料を購入のため立ち寄る。木材、スチールやアルミのアングル等の型材、金物などの商品のコーナーをよく見ている。素材の持っている可能性をイメージし、何か使えないかとあれこれ良く考える。このアルミの型材はあのディテールに使えるとか、この木材とあの金物を組み合わせると、シンプルな小物が出来そうだ、等。楽しくなって来る。しかし店舗の中で異常に揮発性の臭いがきついエリアがある。ホルムアルデヒドやトルエン、キシレンなどのVOCと思われるが、入り混じってかなり強力である。長居は避けたほうが良さそうだ。
事務所にて、実施図の最終調整。明後日の建築主との打合せが実施設計の最後の打合せとなる。
Zigzagの現場から今朝のロールスクリーンの検討結果と、足場が解体されたとの連絡が来る。夜帰りに立ち寄り、外観写真を撮ろうとしたが暗い為、明日にする事にした
# by kawazoede | 2006-10-21 08:28 | 日記
確認申請
10月19日
高床の家の申請で、兵庫県土木事務所へ。今回、計画地がアトリエにも近く行き来が楽な事と、従前の許可申請の流れから民間ではなく、自治体への申請とした。この場合建築主事を置かない市町村は、県の出先機関である土木事務所がその窓口となる。民間審査機関が現れる以前の自治体申請を知っている世代であれば、民間申請の有り難さは良く分かるのではないだろうか?ただ、以前から感じていたことだが自治体によっても雰囲気が違う。親切な対応をしてくれる自治体もあったし、その割合は増えてきたように思う。
車を出そうとすると縁石にフロントを擦り付けそうで数回切り替えす。それを待つ車が通路に溜まっている。バックで停めて置けばよかった。そう言えば駐車場に車を停める際、どの様に車を進めるだろうか?統計があるのかも知れないが、半数以上はバックで停めてあるように思う。イタリアの設計事務所に勤める友人T氏をPESAROに尋ねた際、イタリアでは逆で、殆ど前から停めると教えてくれた。面白い話だと思う。もしかしたら日本国内でも地域差があるのかもしれない。
Zigzagの現場へ。外壁のガルバの是正は終わっていた。足場は近々解体される。待ち遠しい次第である。内部はクロスの施工中。ロールスクリーンのボックスについて建築主から質疑を頂いていた。ロールスクリーンの種類の違いで機能的には問題ないが、意匠的に気になる所が数箇所ある。
夕方、新規のコンペの敷地確認とヒアリングで姫路へ。2週間後の提出に向けて準備を始めることになる。
アトリエに戻り実施設計図作成。
# by kawazoede | 2006-10-19 23:50 | 日記
パース
10月18日
朝、Zigzagの現場に立ち寄る。まだ職人さんの姿は無い。外壁の手直しで、一部ガルバが取り外されている。
事務所にてパースを作成。実施設計の詰の段階で、どうしても図面では判断できない所が出てきた。塀のデザインの違いでファサードの印象が大きく変わり、確認が必要と思われた為だった。パースといっても出来上った物は所詮2次元である。それでも面を水平垂直に見る図面では確認できないイメージを補足できる。2次元を3次元にイメージを膨らませて見ているということになるだろうか?模型にしてもスケールアップして作った物の方が適切な検討を行うことが出来る。原寸が最もリアルに近いと言う事になるが、建築の場合はスケールが大きく、殆どが一品ものだけに難しい。その内ホログラフで、空間をリアルスケールでシュミレーション出来るシステムが開発されるのではないか、と思っている。
パース_e0097130_0564837.jpg

描いて比較し大体の考えはまとまった。早速図面に反映していく。
スタッフと計画案を検討する。タイトな条件の中で、複数の案を作成してみた。そのうち2案は完成度が上がってきた。他の違う考え方はできないか?もう一度頭を切り替えて検討する。
アトリエで1案作成。
# by kawazoede | 2006-10-19 00:58 | 日記
まちなみ住宅100選
10月17日
事務所にて、スタッフとスケジュール等について打合せ。検討をCAD主体で行っているようだ。デザインのプロセスは様々だが、2次元CADだけの作業では多様なアイディアが生まれる可能性が低いのではと考えている。もちろん曖昧な思考からエスキスを可能にする優れたソフトとハイスペックのパソコンは別として。CAD入力では寸法を指定して描く直線がベースとなっている。意外と間違えてスケッチしたラインが、新たな展開を生むことがある。
まちなみ住宅100選_e0097130_050404.jpg
「まちなみ住宅100選編集委員会」から1冊の本が届く。3ヶ月ほど前に編集に使いたいとの事で写真の提供を求められ、データで送っていた。どのように掲載されるのかと期待していたが、受賞者のリストに1カット載せて頂いたのみで糠喜びに終わった。参考までに「まちなみ住宅のススメ」(鹿島出版会)。
夕方、住宅プロデュース会社の担当者が来所。説明を伺う。この業界も社会的な地位を確保した感がある。広範囲に宣伝する力を持たない設計事務所としては、欠かせない存在となってきている。今や多くの設計者が何らかの形で関わっている。
夕方から計画案を検討する。ポイントが多く、プランに詰め込むことで目一杯となってしまっている。もう少しコンセプトや空間構成を検討する必要がある。アトリエに戻り引き続きスケッチを描く。
# by kawazoede | 2006-10-18 00:52 | 日記