設計事務所のブログ
by kawazoede
マーヴィン・ゲイ
10月16日
朝より、アトリエで図面を描く。午後からの移動の予定で午前中はアトリエでの仕事とした。
昼前、朝来に向けて移動。途中、高床の家の現場に立ち寄る。申請上再確認を要求されている道路幅員を測定。
山間を抜ける片道65kmの道のりは、季節の変化を感じる事の出来る楽しい行程だった。車のハードディスクには12枚分のCDがコピーされている。その中に20年以上聴き続けているアーティストがある。当時既に故人となっていた。聴く音楽も変化し続けているが、マーヴィン・ゲイだけは変らなかった。
現地着後、施工者のI氏と合流しメンテナンスについて現地を調査する。屋根に上がる必要が発生し、大工さんにお願いした。暫くして梯子で上がろうと試みたが、約9mの高さに断念。結局、原因は判明しなかった。特殊な状況で起きる現象の様で、暫く様子見となった。
アトリエに戻る。既にあたりは暗い。問題が発生し、図面が思うように描けない。気を取り直し、作図に戻る。
# by kawazoede | 2006-10-17 00:13 | 日記
地鎮祭
10月15日
平岡町の家の現場へ。秋晴れで日和が良い。今日は地鎮祭が執り行われる。現場に着くと神主さんが既に祭壇を組まれていた。暫くして施工管理のI氏も到着。建築主も到着し、祭事は行われた。一番下の子が祭壇に近づくのを嫌がって泣いている。神主さんの姿がお祭りの天狗に似ていて怖いとの説明だった。そう言えば今日の神主さんはがっちりした体格に髭で風格があった。
一先ずアトリエに戻る。次の打合せまで時間が有った為、昨日に続き佐保神社へ。今日は宮入で祭りのクライマックスを迎える。
急いでアトリエに戻る。
高床の家の建築主、施工会社のY氏が揃った所で、施工契約となった。工事の工程その他を協議し、解散する。
近くで、知人の紹介のオープンハウスが行われている。既存の土塀と樹木を旨く残した外構と、杉の素材を生かした建築が印象に残った。設計者とお話ししていると、知らない事だったが共通の知り合いが意外と多い事に驚く。
アトリエに戻り、実施設計図を作成。その後計画案を検討。
# by kawazoede | 2006-10-15 23:04 | 日記
宵宮
10月14日
朝、Zigzagの定例会議へ。足場解体の予定は、外壁の手直しの為変更されていた。足場解体に続く工事がそれぞれスライドしていく事になる。板金工事が思う形で決まらない。手直しに期待したい。内部はクロスの下地パテがほぼ終りその他、天窓の電動ブラインドが丁度取り付けられていた。既にセットされている洗面台は建築主にも気に入って頂けた様だった。
姫路の町屋へ移動。今日は残工事として残っていた外構工事の最終検査だった。姫路駅で同業のN氏と合流し現地へ。N氏は当プロジェクトの初期から実施設計までコラボしてくれた。完成した建築を見て貰いたいとの意図もあり同席頂く。現地着後、外構の検査を行う。大きな問題はなく完了。先日出来上がってきた表札を建築主にも見て頂き、取付けを施工管理のM氏にお願いした。その後完了関係の書類をお渡しする。PCの接続が旨く出来ないとの事だった。少し触らせて貰ったがPC側の問題としか分からなかった。
午後、高砂へ。荒井の家の打合せを行う。秋祭りで道が渋滞している様だ。迂回路を取る。実施図を元に詳細の打合せ。帰りに外壁の色を参考にと建築主の後について近くの住宅を見学に行く。知人の設計の住宅だった。スケールと素材感が良く合った外観だった。
アトリエに戻り佐保神社へ。今日はお祭りの宵宮である。太鼓の音が元気良く聞こえている。境内はイベントの客で一杯だった。常は静かな境内が秋の一時に、賑やかな別の空間に変貌するその様子を、何時も楽しみに見ている。一回りしてあまり長居せずアトリエに戻る。
議事の整理と、実施図の作成。スタッフから送られてきた計画案に一通り目を通す。チェックを入れたい点が多々あったが明日まとめる事にした。
# by kawazoede | 2006-10-14 23:52 | 日記
模型製作
10月13日
朝、Zigzagの現場へ。内部の残材の片づけをされていた。洗面台がセットされている。ミーレのドラム式洗濯機を組み込んだもので、天板の高さは通常より高めのデザイン。幾つか新しい試みを実現でき、仕上がりも良くうれしく思う。足場は明日解体されるようだ。
事務所にて実施設計図を作成。詳細図作成により変更となった部分を、他の図面にフィールドバックしていく。作図中、よく流しているネットラジオが2つある。トークもCMも無く延々とテンポの良い軽快な音楽が流れる。海外のラジオには有って国内には無い。LOUNGE-RADIO.COMとWherever Radio。
夕方には1/50の模型が完成した。完成形の写真はHPにて。何時かまとめてお披露目できればと考えている。
午後、表札の製作を依頼していたI氏が、仕上がった物を持参してくれた。ステンレスヘアラインのベースに切文字の鏡面仕上げを取り付けたもので、良い仕上がり。打合せ机の隣で制作中の模型の話題を始めに雑談が広がると、仕事や趣向の意外な共通点が多かった。長い付き合いになりそうな気がする。
アトリエに戻り、議事録と明日打合せの資料の整理。遠くに太鼓の音が聞こえる。
# by kawazoede | 2006-10-13 23:26 | 日記
黄金花月
10月12日
Zigzagの現場に立ち寄る。今日は外部のコーキングが行われようとしていた。玄関に漸く鍵付の扉が取り付けられた。工事中のセキュリティを気にしていたが、玄関扉に既製品ではない木製のオーダー品を使うことが多いため、割りと工事の終りに付けられることが多い。
事務所にて実施図を作成する。外付けのハードの動きが怪しい。アトリエと事務所で別々のPCを使うため、その間のデータのやり取りは全てこれに頼っている。もし突然止まってしまうと、こまめにバックアップを取っていたとしても、少なからず失ってしまうデータは出てくる。より安定したデータ環境を整えようとするとやはりサーバーが要るのだろうか?データをプリントするまではあくまで仮想上の図面と言うのも、考えてみると不安である。
頂いた鉢植えの黄金花月が事務所にある。別名「オカネノナルキ」。暫く面倒を見ていなかったことで、少々弱っている。数日前から水を毎日与えだすと復活の兆しが見えてきた。これからまた、育てていこうと思う。
# by kawazoede | 2006-10-13 07:54 | 日記